食品偽装に隠された販売戦略を見抜く

食品偽装に隠された販売戦略を見抜く

玄米アミノ酸 昨年を象徴する文字が「偽」だった。食品表示偽装の事を言っている。食の安全って何…? 農業をやっている人間にとって無関心ではいられない。食品の表示違反の背景にはテレビを見ただけではわからない問題がある。


(1)伊勢の赤福偽装
 テレビにもデカデカと出たので名前を出しても問題ないと思う。残った小豆餡を使いまわしをして告発された。不思議なのは誰一人として健康被害が出ていない。お腹が痛くなったとか下痢をしたとか皆無なのである。賞味期限というのはもう食べたらダメですよ、問題がでますよというサインだと思っている人がほとんどでしょう。

 その期限を大幅に過ぎても何も問題が出ないのである。これってどういうこと・・・?実は糖分の多いものは非常に長く保存できる。一年くらいは問題がない。羊羹がそうである。餅が硬くなれば水洗いしてつき直せば、元のやわらかさに戻る。

 では、なぜ賞味期限を短くするのか。その方がよく売れるからなのである。役人は法律に違反したからとしか言わない。法律には違反したかもしれない。しかし人を傷つけてはいないのである。

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(2)秋田の比内鶏と吉兆の産地偽装
 人間の味覚なんて実にあてにならないものである。ブロイラーの廃鶏と比内鶏の区別がつかないのである。吉兆の場合も同じである。田島牛と九州の牛の区別はつかない。しかし値段は天と地ほど違う。赤福と同じように誰も健康被害はない。ブランド名がつくだけで商品価値はまったく違ってしまうのである。

 なぜ販売に力を入れなさいと言ってるのかを教えたいのである。何も嘘をついて売れと言っているわけではない。赤福や吉兆や比内鶏を正当化しようとも思っていない。
 お客様のイメージと現実の商品には大きなギャップがある。これを知ってほしいのである。偽装した業者はこれを悪用した。しかし他の大手メーカーと言われている業者でも、このギャップを活用しているのである。

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 販売で一番大切なのは、お客様の気持ちをつかむことなのである。お客様の気持ちをつかむにはお客様の気持ちを知ることから始めるのである。そしてお客様の望むように商品を作り上げていくわけである。そこではじめて商品価値というのが出てくる。これは自分がつくるものでなく、お客様によって作られるものである。

 食品偽装は業者の別の見方をすれば、こういう事をよく知っていたのである。偽装はもちろん絶対やってはいけないけれど、学ぶべきことはあると思うのである。

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