日本の農業を創り変えた人物伝!「農業のサムライたち」必見の価値あり!

日本の農業を創り変えた人物伝!「農業のサムライたち」必見の価値あり!

玄米アミノ酸 大下英治という作家がいる。名前は聞いたことがあるかもしれない。政治・経済・人物伝などノンフィクションを得意としている。著作物は370冊を超える。その作家が農業について初めて筆を執った。「農業のサムライたち」という表題である。潮出版社から出ている。農業に対する考え方を書いたものではない、農業に関係する人のドキュメントである。表題からもイメージできるように農業にチャレンジして結果を出した人のプロセスが書いてある。この本を読めば日本の農業のトップクラスが一目で明らかになる。このトップの人達はどのような経過をたどって農業に関係するようになったのか。そして、どのようにして自分の目的を達成することができたのか、手に取るように理解できる。

玄米アミノ酸 最初から成功した人は誰もいない。多くは挫折からの出発である。仕方なく農業をせざるを得なかった人達でもある。夢と希望を抱いて成功したわけではないのである。ここは一般企業とはまったく異なっている。一般企業は自らが望んで仕事を選択し、仕事をするうちに夢と希望が持てるようになり、実現をしていく。もちろん挫折がないわけではない。農業に比較すればかわいいものである。農業の挫折は深い。それは個人的にも社会的にも大きく傷つくことから始まる。社会の膿がそこだけに集まっているような人間の苦悩を体験する。人間はどん底を見るほどに強くなれる。どこからともなく、なんとかしたいという強い気持ちが湧き上がってくる。実に不思議なパワーである。

 このパワーにとりつかれると常識破りの発想が生まれるらしいのである。誰も考えられなかったことを思いつく。誰も考えない。だから誰も応援してくれない。たった一人の孤独な挑戦から始まるのである。誰が見ても成功しそうにないのである。ところが、これが多くの人の賛同を得て成功してしまうのである。ここが実におもしろい。この本は何度も読み返してほしいのである。そして書いてあることだけでなく、どれだけ凄まじい挑戦であったかをイメージしてほしいのである。農業というビジネスはどうすれば成功するのかをイメージしてほしいのである。なぜ多くの人の協力が得られたのかを掘り下げてほしいのである。そこに自分の農業を振り返ってみるいい機会になる。

 この本に書いてあるような同じ成功者になる必要はまったくない。自分は農業という仕事を選択して何をしたいかが大切なのである。目的をはっきりと決める。その目的が達成されれば成功なのである。人と比較をする必要はない。しかし参考にする必要はある。農業という仕事に出会って、本当に良かったと思うことができたら、どれだけ幸福なことだろうか。そのためにも是非一読してほしいのである。

玄米アミノ酸
「農業のサムライ 〜渾身のドキュメント〜」
【発行所】 潮出版社
【著者】 大下 英治

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