野菜が世界を救う時代がくる! キーワードは「栄養成分」

野菜が世界を救う時代がくる! キーワードは「栄養成分」

玄米アミノ酸
売れる野菜を作りたいという気持ちはみんな持っていると思う。売れる野菜ってどんな野菜・・・・?。「いや〜、そう言われてもすぐには返事ができない・・・」リーキ・トレビス・セロリアック・グラパラリーフ・アシワガンガ・カックロール・ニガウリ・パクチー・赤皮カボチャ。何の名前かわかるでしょうか。これがピンとくる人は相当な勉強家である。すべて新顔野菜の名前である。「名前も知らないような野菜なんて意味あるの・・・?」これが大人気なのである。


 もちろん田舎の話ではない。都会の高級スーパーと言われている店の話である。麻布・調布・渋谷などセレブが集まるところにあるお店では集客目玉になっている。

 何で売れているのだろうか。カルシウムが7.5倍、ビタミンCが5倍、ビタミンEが10倍。お客様はどんな野菜かわからなくても栄養成分だけで売れている。

 これを食べたら元気になるぞ〜!というイメージと直結しているのである。この傾向はさらに強くなる。すでに病院食の中では野菜の食べ合わせが重要なテーマになっている。どの病気にどんな野菜を食べたらいいのか病院で指導される。入院したときはその食事を食べる。退院してもその食事を取り続け
る。

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 売れる野菜とは「作れば何でもいい。」「量があればいい」時代ではなくなった。一山いくらの野菜では価値がないのである。野菜に含まれる機能性が重要視されるようになってきた。

 機能性の話の前に栄養成分の話をもっと詳しくしてみたいと思う。背景がわからないとこの話はピンとこない。日本はこれから超高齢化社会になる。医学が発達してなかなか死なない。団塊世代が65歳過ぎる五年後にはどこ見てもジジ・ババだらけになる。そうすると医療費はますます負担が大きくなる。医療費自体も上がる。自然に食べることで健康になれないかとなってくる。健康と一番直結している食べ物は「野菜」なのである。

 これでもピンとこないだろう。これは日本だけの問題ではない。世界共通の問題なのである。世界的人口増、金持ち層の世界的増加、異常気象による食糧不足、これを解決できるのは「野菜」しかない。肉や魚はもう限界である。

 驚くなかれ、世界の魚資源の70%はすでに限界にきている。産卵するより乱獲が多くなり、資源が維持できない状態。肉は穀物がこれだけ上昇すれば当然高値になる。

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 日本の高齢者のみならず世界の人口の最後の頼みは「野菜」なのである。このようになったとき、というのは遠い先の話ではなく、日本では5年先の事である。野菜に求められるものは何なのか。野菜だけで健康を維持するわけだから「栄養成分」なのである。

 ここまでが前置きでやっと本題の生産の話に入れる。ではあなたが現在作っている野菜はこの要求に答えられるだろうか。栄養成分がどうとかこうとか言われてもチンプンカンプンではないだろうか。

 それでは売れる野菜は作れないのである。野菜なら何でもいいわけではなく「健康にいい」野菜がほしいのである。

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 このために障害になっている2大原因がある。

?カリの過剰。
カリは贅沢吸収といっていくらでも吸収する。うちは有機だから心配ない。とんでもない。家畜の糞にはカリウムがドッサリある。しかも昔は雨で流されると言われていたが最近の研究では土壌に残ることが分ってきた。

 カリが過剰になるとマグネシウムが効かなくなる。カリに負ける。そうすると大問題が出てきる。光合成が極端に落ちる。光合成が落ちると栄養成分は極端に減少する。健康にいい野菜は作れなくなる。

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?土壌バランスの崩れ
 土壌バランスが崩れて収穫が不可能になるということはないけれども、健康にいい野菜はまったくできない。その理由は植物の細胞壁を作るペクチンにある。しっかりした四角い細胞壁ができないとこの中に栄養成分をため込むことは不可能である。細胞壁の骨格を作るのはカルシウムである。カルシウムは与えれば吸収されるというものでない。チッソ・リン・カリの土壌バランスがよく、吸収がスムーズにいって植物体の内で合成されていくものなのである。土壌バランスが崩れていくと栄養をため込む細胞の室ができないということになる。現状、チッソ・リン・カリのバランスが取れているほ場を探すのがむずかしい。崩れに崩れている。

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 健康にいい野菜を作るというのは簡単ではないのである「どこどこさんの家の野菜はビタミンが10倍だってさ。値段も10倍にするらしいよ。」なんていう話はすぐ間近なのである。「それはそうかもしれないけど調べるのに時間かかるっぺよ」科学はもの凄い速度で進化している。コンピューターも進化している。調べるなんてアッという間である。ご心配はご無用である。

 この話は生産者にとって悪い話ではない。個人の努力がはっきり評価されるからである。しかも新品種という難しいものではなく栽培の方法を変えるだけで評価がグーンと高まる。それなら新しい栽培方法にチャレンジしてみる価値はおおありなのではないでしょうか。

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