玄米アミノ酸ぼかしを中心に施肥すると自然に近い状態で成長する
月は秋・冬野菜、果物の定植期である。もうすでに定植や播種は終っている方が多いと思う。秋・冬の作付から玄米アミノ酸ぼかしにチャレンジをしたという人に伝えて置きたい事がある。施設栽培に限ると夏場よりも冬場勝負という方が大半だとおもうからである。
化学肥料や有機肥料を中心にして施肥をした場合と微生物の玄米アミノ酸ぼかしを中心に施肥をした場合では何がどう違ってくるのだろうか。肥料を大きく変えたわけだから何も変わらないという事はない。ではどのように変化が出てくるのか。このように変化すると明解に答えられる人がいたら、高いレベルの生産者であるとそれだけでも言える。
違いはなぜわからないのだろうか。自分のほ場では初めて見る成長の変化だからである。玄米アミノ酸のぼかしを中心にして育成すると微妙な所で違いが出てくる。その違いはどこで確認できるかというと周囲のほ場との比較によってである。「あそこの家よりも成長が少し遅い、木が少し細い、葉が少し小さい、葉の色が違う」などである。周囲のほ場はいままで通りの慣行農法をやっている。周囲と自分のほ場の作物の状態が違うと不安になる。
「大丈夫なのだろうか。」大丈夫かどうかどうすれば理解できるだろうか。答えをズバリ教えましょう。玄米アミノ酸ぼかしは微生物農法だから自然に近い状態になる。野生に近い状態になる。周囲の農家と比較するのではなく、自然の状態と比較する。そうすると答えが出てくる。
それに比べて化学肥料や大量の有機肥料の栽培は自然と違う状態で生産している。どこかで無理がくる。生理が狂う。特に後半戦は必ず息切れをする。初期の育成も葉の色が濃く幹が太く、いかにも強いようにみえる。これは単なるチッソ過多にすぎない。自然にある植物がいきなり葉の色が濃く幹が太くなんてなりっこないのである。もうすでに若年令糖尿病である。
玄米アミノ酸ぼかしは初期の生育がゆるやかで少し遅く、葉の色も薄い。時間が経ってしっかり基礎ができてからはグングン成長する。体ができた後に成長である。無理がない。生理が狂わない。後半戦に強いわけである。
心配になって不安になるのは初期の段階だけである。そこを少し我慢すれば後はずっと楽ができる。最悪、思い通りにいかないとしても追肥という手がある。化学肥料や有機肥料と違い、微生物だからどんな作物でも追肥で対応できる。ここさえわかっていたら何も不安になる必要はない。
玄米アミノ酸ぼかしで作った作物は、一言でおいしい・姿がきれい・味には深みがある、他の肥料では真似ができないのである。