育苗土に鉱物系の土を使ってみよう。根の張りがダントツによくなる!

育苗土に鉱物系の土を使ってみよう。根の張りがダントツによくなる!

玄米アミノ酸

夏、ヨーロッパは異常熱波が続いた。低温が続いた後の急激な熱波である。ギリシャのアテネでは110年ぶりに最高気温の更新である。オーストラリアでは昨年の干ばつから一転して豪雨の被害、米国カリフォルニアでも歴史的な干ばつ、中国の東北部でも干ばつ、ロシアでは猛暑。


 すべて異常気象の典型的な例である。干ばつの後の急な大雨、低温のあとの異常な高湿。

 日本でも四国と九州は干ばつで水不足になり、その後にドシャ降りになった。農業にとっては大ピンチの状況になったのである。これは今年だけでなく来年以降も続く。いや来年以降はもっと激しくなってくる。異常気象を頭に入れない農業をやっていたら大変なことになるのである。

 大変なのは異常気象だけではない。石油の値上がりである。レギュラーで140円を超えてしまった。このままでいくと、冬の灯油代はいくらになるのだろうか。昨年よりも高いことは確実である。昨年も暖房代で頭を痛めたのに、もし20%〜30%も値上がりになったとしたら採算は合うのだろうか。石油が値下がりになる可能性はほとんどない。対策は立てられますか。

玄米アミノ酸 石油が値上がりすれば化学肥料は当然に上昇する。化学肥料の値上がりは石油だけが原因ではない。インド、中国、が化学肥料を使い始めたのである。世界的な品薄がさらに値上がりの要因になっている。現在でも2割高ぐらいだが、秋から冬にさらに50円前後値上がりして、来春になるといくらになるか検討もつかない状況なのである。

 わずか一年でこれだけの大変動がある。何の工夫もなく、いままで通りの農業をやって利益が出ると思いますか。しかし、かと言って今までのやり方を急に変えることができないのが農業である。そこで、このニュースレターは何度も読み返してほしいのである。いままでの農業をどこをどのように変えたらよいかをはっきりと伝えている。そのポイントをつかんでほしいのである。

 今回のテーマは「育苗土」である。みなさんは「育苗土」ですぐ思い浮かべるのは何でしょうか。ピートモスや腐葉土やバーク系堆肥などの有機質系の培養土ではないだろうか。玄米アミノ酸「そんなもの当たり前じゃないか・・・(怒)」それなら有機質系、培養土の欠点は知っていますか。「今までずっとこれでやってきたわけだから、欠点なんてあるわけがないじゃないか。」ほらほら、それが問題なのである。ほんとうに欠点はないのだろうか。実は大きな欠点がある。最初はフカフカして実に調子がいい。育苗だから水は回数を多くかける。水をかける、乾く、水をかける、乾くを繰り返す。これを繰り返すうちに少しずつ土は硬くしまっていき、弾力感がなくなってくる。土の中に酸素が欠乏し、土がしまってくると根はどうなるか。最初は勢いよく根張りをしても少しずつ力が弱くなっていく。最後には勢いが完全に衰えてくるようになる。水をかける毎に土は硬くしまるわけだから当然、末端の毛細根の勢いはなくなる。

玄米アミノ酸 「それは、そうかもしれないな・・・。しかし、他にどんな方法であると言うのかね。」よく聞いてくれましたね。まず他に方法があるというように考えてほしいのである。

 有機質系と反対にあるのが鉱物系である。わかりやすく言うと石や砂などの岩石である。これを育苗の培養土に使う。「そんな事はできねえよ。やったことないもの。石や砂から養分が吸えるわけないじゃないか・・・。」ところがである、よく話を聞くとなるほどなのである。

玄米アミノ酸 実は世界的に見ても鉱物系の培養土を使用した施設園芸は成功している。イスラエル、イタリア、スペイン、南米などは鉱物系の培養土なのである。日本でも海岸沿いで成功している施設は多い。なぜ成功しているのだろうか。普通に考えたら岩や砂の鉱物は栄養分が0である。「なのにどうして育つの・・・?」その答えは根にある。

 植物は太古の大昔から、やせ地でも岩地でも生きていく術を持っていた。その術とは岩や砂の中にある養分を吸収根から吸い上げて、生きていくというものである。植物のなんとたくましい事か。すさまじい生命力である。人間が考えている以上に植物の生命力というのは力強いのである。

 これは岩壁に自生している植物を見ればすぐにわかる。岩にへばりついて生きている。岩の養分を吸い取っているのである。
玄米アミノ酸 この植物の力を利用して育苗土を作るのである。有機質系の中に2割〜3割の鉱物系をまぜる。バーミキュライト、ゼオライト、モンモリロナイト、パーライトなどである。さらに玄米アミノ酸ぼかしを1%まぜればパーフェクトである。鉱物系を混ぜるだけで排水がよくなり、弾力性を失わず、膨軟性も失わず、微生物は繁殖し、土も硬くしまることなく、根の張りもよく、毛細根もよく出るようになる。勢いも衰えることがない。

 異常気象や石油の値上がり、化学肥料の値上がりは環境の変化だから仕方がない。この変化に対応するにはどこをどのように修正すればよくなるのか。このポイントをしっかりとつかむ必要がある。育苗土のやり方は理解できたでしょうか。環境の変化に対応できなければ未来はなくなる。やるしかないよね。

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