農業生産事業者がお金がないという理由の原因は「数値管理」の意味が分からないからである!

農業生産事業者がお金がないという理由の原因は「数値管理」の意味が分からないからである!

玄米アミノ酸 経営はどんな経営でも同じである。第一に数値の管理だ。なぜ数値なのか。自分の感覚と数値には大きな差がある。感情で感じることと現実の経営にはギャップがあるということである。感情に振り回されると何が何だか分からなくなる。方向を見失うことがないように数値が必要なのである。

 「数字なんか見たって何も変わりはしない…」それはそうなのだが、そのために数値があるのではない。この経費はどうやって削れるのか。この費用は別の費用に置き換えたらどうなるのか、どういう経費の使い方をしたら売上げは上がるのか。

玄米アミノ酸 経営するための経費というのは税務会計上無税である。ここがもの凄く重要である。

 経営をするために必要とされる経費はどういうものなのかが分からないと経営はできない。経費として認められるには書類が必要なのである。これを準備しなくてはいけないのである。「何を言ってるのか、さっぱり分からない…それがどうしたというのだ…」そう思う人が大半だと思う。生産者で農業経営が出来ている人はほとんどいないと言ってもいい。ここはヨーロッパと大きく違うのである。フランスやベルギー・ドイツは農業大国である。農業経営は最初から教える。日本で教えるのは栽培方法であって、農業経営ではない。誰も教えてくれる人がいないのが現状である。国の政策がそうなのである。少し前までは標準課税だった。利益なんて出ようと出まいと関係がなかった。国はずるい。なぜなら税収が少なくなると手のひらを返したように課税方法を変えた。ところが生産者は昔のままである。

 もちろん税の専門家である税理士も慣れていない。農家の貸借対照表なんて見たことも聞いたこともない。試算表の内容なんて、尚更だ。たぶん金利の意味すら分からないだろう。私が言っているのは言葉の意味ではない。そんなことは誰でも知っている。金利が経営にどのように影響するかという意味である。

玄米アミノ酸 実はお金というのは収入がたくさんあるから残るわけではない。収入がある以上に支出が多ければ赤字である。赤字にならないように支出をケチればいいというものでもない。生きたお金をどう有効に活用できるかなのである。そのために数値管理が必要なのである。それをやらないと無駄なお金がドンドン出ていってしまうのである。あなたのお金を狙っている人がどれくらいいると思うか。考えたことがあるだろうか。

 どんなに貧乏でも現在の日本ではお金を見たことがないという人はいない。年間で相当のお金を使っている。収入と支出を考えたら最低でも数百万単位でお金を動かしている。そのお金はどうなっているのか。一つ一つ精査しなくてはいけない。売りに来たから買ったでは経営にならない。

玄米アミノ酸 「お金について、細かく言われたくない、うるさい…」と思われる方もいるだろう。源泉課税され、必要な税金がすべて天引きされるサラリーマンならともかく、事業者は数値の管理ができなくては経営はできない。ハサミ一つ、袋一枚、肥料一袋、農薬一本、ダンボール一枚、運賃、パート代すべてお金なのである。「私は自分が好きな栽培だけやっていたい、お金は女房にまかせてある…」それでは経営ではない。

 「もう聞きたくない…」実は栽培を教えるよりも経理を教える方がはるかに難しい。これは大変なのである。規模が小さければ小さいほど大変になる。国税庁という役所は事業が小さかろうと大きかろうと関係がない。国が決めたことを求めてくるのである。それが複雑でややこしい。解釈一つでいくらでも変わる。税理士でも見解が分かれる。さらに税務署員でも対応や見解が異なる。こんな面倒なことを農作業の他にやれというのか。ふざけるなという気持ちになる。

 具体的に伝えたいことは山ほどあるけれども何から教えていいのか分からないぐらいたくさんある。
 今回はそれを一つに絞りたいと思う。それは経費の差し替えである。

 事業をするには必ず「お金」というものを使っている。そのお金の使い道を変えるのである。化学肥料を年間30万円購入していたとしよう。その化学肥料をやめてみる。やめて自分で肥料を作ってみる。その結果がどうなったのかが重要なのである。化学肥料に使ったお金の方が有効だったのか、自分で肥料を作った方が有効だったのか、どちらの方がどうだったのか。

玄米アミノ酸 このようにして経費の一つ一つを見直していくことを経費の差し替えというのである。自分が納得がいくまで経費を差し替えしていく。そうすると経費は同じでも効率は大幅にアップできる。効率がアップした分だけ利益として残るのである。これは練習が必要である。何度も繰り返せば繰り返すほど上手になる。練習すればそれだけ利益を生み出せる力がついてくるということである。

 日本農業を再生するためにはまず生産者の経営感覚をレベルアップしなくてはいけない。TPP以前の問題なのである。

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