世界がうらやむ日本の農産物!TPPで日本が超農業大国なんて信じられますか…

世界がうらやむ日本の農産物!TPPで日本が超農業大国なんて信じられますか…

 TPPで日本の農業はダメになるという見方がある。これが正しいのかどうかは別にしよう。不毛の議論だと思うからである。

 まったく正反対の立場を紹介したいのである。「世界がうらやむ日本の農産物・TPPで実現する『農業超大国日本』の道」と長い題名の本がある。ダイヤモンド社の鈴木洋子さんという方が書いた。農協や農水省の方ではないところがおもしろい。立場が変われば見方がこんなにも変わるのかという実例である。

 現在でも日本は世界第五位の農業大国である。農業小国ではない。しかも品質が抜群にいい。そこに目をつけたのが日本貿易振興機構、通称ジェトロといわれている機関である。ジェトロと言えば、日本を代表する貿易支援の組織である。

 今までは工業製品が主だった。それが日本の農産物に目を向けたのである。農林水産物・食品輸出推進本部が主催して「農産物輸出セミナー」を110回も主催している。しかもこれは24年の一年だけでである。これはもう驚きというしかない。今までに言われてきた日本の農業というイメージとはあまりにもかけ離れている。単にセミナーが開催されただけではない。すでに成功者も出ている。新潟市でコシヒカリを生産する玉木修さんである。「玉木米」のブランドを台湾のデパートで販売した。200トン、これが大人気になった。青森県のリンゴも台湾や中国・タイで高級品として取扱いされ大成功。県内出荷の10%まで成長したのである。北海道のJA帯広かわにしもナガイモの規格外を1908万トンも輸出している。

 中国では薬膳料理が人気だというのである。この成功例を見て、若者が立ち上がったのである。外国と取引きするといっても簡単ではない。手続きが複雑で難しい。そこをジェトロが協力してくれるのである。ジェトロが農産物支援というだけでも驚きなのに、積極的に売り込みや事務手続きまでやってくれるというのだから、さらに驚きである。TPPで市場が開放されれば、さらに有利になって販路が拡大されるというのである。まさに作れば売れる時代がまたやってくるような気配なのである。日本の国内にいると農業という仕事はまったく魅力がなく将来が暗いように見えてくる。外国から見ると日本は外国では作れない高品質の農産物を作れる、うらやましい国ということになるのである。だから価格競争には勝てるということになるのである。

 これは裏付けのないことではない。和食が世界中でブームになっている。これは調理法だと思っている方も多いかもしれない。実は食材は日本から空輸している場合が多いのである。もちろん和食は高級品で一般の人たちの口には入らない。それでも大人気なのである。すでに和食のブームが日本の農産物が売れることを証明している。TPPも見方を変えるとこうも違ってくるものかと思うのである。

「世界がうらやむ日本の農産物・TPPで
実現する「農業超大国日本」の道」
【発行所】ダイヤモンド社
【著者】鈴木洋子

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