毎年増殖する害虫!原因は猛暑日と台風・そして都市化!対策は…

毎年増殖する害虫!原因は猛暑日と台風・そして都市化!対策は…

玄米アミノ酸 暖かくなって「カナブン」の害に悩まされた人はいないだろうか。いわゆる黄金虫である。植物の根を食べる習性がある。この虫の害が急増しているのである。何でカナブンが大量に出てくるのか不思議に思っている人がいるだろうと思う。それは思いもかけないところに原因があったのである。「野積み堆肥」である。もしくは堆肥センターに山積みされてある堆肥である。ここにカナブンは産卵する。産卵期は6月〜8月、特に8月が多い。未熟な堆肥は腐る。それがカナブンの栄養物となるのである。カブト虫もそうである。安全な場所と豊富にある食料の中で一冬を過ごし、暖かくなると羽化する。野積み堆肥を畑に入れる時はまだ羽化していない。卵のままである。小さいものだから卵には気がつかないのである。

玄米アミノ酸 原因を作っているのは誰でもない。野積み堆肥や肥料センターの無料に近い肥料を畑に入れたその人である。これほど馬鹿げた話は他にない。自分で原因を作り、カナブンがどこから出てきたのかと不思議がっていては笑い話にもならないのである。お茶畑でもある。ゴルフ場でもある。ゴルフ場は芝のサッチに産みつける。雑木林の中にカブト虫が多い理由と一緒である。土に潜るものはカナブンだけではない。センチュウ、ヨトウ虫、土壌病原菌、もぐらは土の中に潜る。土の中に潜るとどうなるか。農薬が届かない。粒剤でも液剤でも届くのは表面から5㎝までである。ところが、害虫はそれ以上に土の中に入る。だから翌年にまたゾロゾロと出てくることになる。

玄米アミノ酸 農薬が届かないということは毎年増えるということになる。毎年、野積み堆肥を入れたりしたら病害虫を育てているようなことになる。「それは言い過ぎだ…」これは経験のある方は身をもって感じていると思う。

 対策の第一は野積み堆肥や腐葉土、バーク堆肥はそのまま使ってはダメなのである。必ず乳酸菌もみがらぼかしで中温醗酵させる。50℃を超えると卵や幼虫は死滅する。だから60℃前後なのである。さらに完全に醗酵させて水分が少なくなれば完全に原因を消し去ることができる。それから畑に入れると問題は発生しないのである。それは出来ないという人もいるだろう。次はニームである。ニーム粕でいいのであるが、これもそのままでは効果が出ない。醗酵させて分解してから入れる。玄米アミノ酸米ぬかぼかしでもいいし、乳酸菌もみがらぼかしでもいい。ぼかしの中に入れて醗酵させる。

玄米アミノ酸 それもやっている時間がないという方は夏の暖かい時期にニーム粕を土に混ぜて投入する。効果が出るには数年かかることは覚悟である。だから毎年入れなくてはいけないことになる。後は農薬である。効果が限定的でもやらないよりは害が少ないということになる。

 カナブンやセンチュウ、土壌病原菌は温かいほど活動が活発になる。夏の虫はこれだけではない。蛾・コナガなどのアゴが丈夫な害虫は食欲が旺盛である。南からの暖かい台風の風にのってやって来る。ヤガはその代表でもある。ダニも風にのってやって来る。これがまた雑草に卵を産みつける。雑草に卵を産むのはカメムシも同じである。

玄米アミノ酸 害虫は南方から来たものが多い。多くは外来種である。台風が多い、気温が上昇している、湿気が多いということは、害虫にとっては最適な環境である。害虫に共通していることは毎年、猛暑日が多くなるにつれて増加しているというのが共通点なのである。耕作放棄地の増加で雑草地が増えていることも大きな原因の一つである。

玄米アミノ酸 夏から秋にかけてやってくる害虫は冬がすぐ目前ということを知っている。世代交代が早く、何とか子孫を残そうとする。夏は初旬で終り、8月は立秋である。ところが暑さは9月どころか10月まで続く。いつ秋なのか分からない気候になっている。これは害虫にとって好都合なのである。来年以降も夏の気温が低くなることは考えにくい。海水温の上昇だけでなく、都市化・産業の発達によって電力消費は高まるからである。

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 海も陸も気温が下がるとは考えにくいのである。害虫対策は農業のもっとも大きな問題になるかもしれないのである。余談であるが、エジプトの文明はなぜ滅亡したか。それはイナゴの大群が原因だったと言われている。害虫は文明を滅ぼすほどの力を持っていると言えるのである。害虫の恐さは強力なアゴにある。そのアゴで食物の葉を食い荒らす。吸汁性の害虫は鋭い針を持っている。それで刺す。それが少しだけならまだいい。数がもの凄いのである。霜害も恐ろしいしカビの病害も恐い。台風や局地的な大雨も増える一方、そこへ害虫の群が南からやって来る。その中でも被害の多い、少ないがはっきり出てくる。植物は植物で防御するからである。決して害虫の天下にはならない。どんな植物が強い防御力を持っているのだろうか。

 それは強い植物である。茎が太くてしっかりしている。葉の数が多い。葉の裏にうぶ毛がしっかりある。葉脈もしっかりしている。こういう植物は害虫も食べにくい。弱い植物は逆である。茎が細い、葉の数が少ない、葉肉が薄い、これは害虫も食べやすい。食べやすいものから食べられる。どうしたら強い植物が作れるのかは大きなテーマである。8月は害虫の被害に注目である。そして翌年の対策を8月から始めなくてはいけないのである。

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