雨期に共通する四つの大きな問題がある!これを解決すれば80%仕事が楽になる!

雨期に共通する四つの大きな問題がある!これを解決すれば80%仕事が楽になる!

玄米アミノ酸 日本には雨期が二回ある。春は梅雨、秋は秋雨である。どちらの雨量が多いかはその年によって違う。春は南から暖気が押し上げてきて雨になる。秋は北から寒気が降りてきて雨になる。どちらも暖気と寒気がぶつかって雨になるのである。

 雨が多くなると共通して出てくる問題がある。一つ目は土の中の酸素の欠乏である。酸素が欠乏すると、嫌気性の菌が活発に働く。二つ目は悪いカビが出てくる。病害が出やすくなる。三つ目は雑草である。雨が降れば雑草が出やすくなる。春は背が高く、秋は背が低い。それは日照時間による差である。四つ目は雨による肥料の流亡である。これは共通して出てくる問題である。

玄米アミノ酸 四つの共通した問題を通常は別々に対処する。問題がそれぞれに発生していると考えてしまうのである。いくら仕事をやっても追いつかないほど忙しくなる。もっとも効率の悪い仕事の方法である。この原因を探っていくと対処方法は一つでもいいことが分かってくる。その根本は酸素の欠乏である。土の中の酸素量は15%〜20%が理想的である。30%ぐらいが限界か。これを瞬時に見分ける方法がある。排水が良くないような所を探す。そこに350㏄のペットボトルに水をいっぱい入れて、一気に流し込む。スーッと滲みこむようなら問題ない。スーッと滲みこまないようだと土の中の酸素は7%〜10%程度である。次に500㏄のペットボトルに替えて同じことをやってみる。スーッと滲みこむようだと15%〜20%の酸素がある。1ℓのペットボトルで同じことをやる。

玄米アミノ酸 スーッと滲みこむと30%ぐらいの酸素量がある。2Lを入れてもスーッと入るようだと砂利が多く、土が少ないことになる。土壌の酸素量はこのようにして大雑把ではあるが簡単につかめる。

 次に注意をしてほしいことは、酸素量によって出てくる雑草の種類が違うことである。微生物の量も変わってくる。滲みこみの悪い土壌は酸素が少なくても大丈夫なものが出てくる。イネ科、キク科の雑草である。これはチッソを吸収する。作物の養分を奪い取ってしまうのである。成長に大きく影響する。チッソを多く含むので害虫も好んで寄りつくようになる。1ℓを入れてもスーッと抜けるようだとイネ科やキク科の雑草はほとんど出なくなる。クローバーなどのハーブ系が出てくるようになる。

 もしくは苔に似たようなものである。土壌の酸素量によって排水する能力が違い、雑草の種類が違ってくることをしっかり理解してほしいのである。これが分からないと除草剤を使ってしまう。土壌に酸素がないということは、微生物が少ないということである。そこに除草剤をまいたらどうなると思うか。最悪である。悪循環になるのは当然である。与えた水も腐りやすくなる。病気も多発していく。土の中の酸素の量によって、そこで生きられる菌の種類も違ってくるのである。

 最後に肥料の流亡であるが、これは化成肥料ほど雨で流される。無機体で水溶性だから当然といえば当然である。肥料が流亡すれば肥料欠乏になる。チッソ不足は下葉が枯れる程度だからまだいい。カリ不足は葉が軟弱になる。

玄米アミノ酸 どれくらい軟弱になるかというと、フニャッとなる。特に葉の周辺である。葉も薄くなる。ベト病、軟腐病、うどんこ病などは化成のカリ不足による所が大きい。不足しているなら入れてやればと考えるだろう。一時的には回復する。一時しのぎだけである。雨は降り続くのである。またすぐに流亡する。病気を治せる力なんてまったくない。化成肥料を多用している方は、このメカニズムがまったく分かっていないのである。

 不足して補って、それで問題が出なければ誰も悩まない。雨の後は晴れる。温度が上がる。温度が上がると下に流亡したはずのカリ成分が火で煮つめられるように上昇してくる。カリ過剰になる。弱った葉はさらに弱くなる。病気もさらに広がる。その度に右往左往して忙しく働かざるを得なくなる。自分で自分の首をしめるとはこのことである。

玄米アミノ酸 雨期の四つのトラブルの元をたどっていくと酸素欠乏に突き当たる。この解決法さえ正しければ後は何の問題も発生しない。その対策とは「乳酸菌もみがらぼかし」である。これを元肥にも追肥にも入れていく。これだけで問題がなくなる。土壌が団粒構造になるので排水は良くなる。排水が良くなければ雑草の質も変わり量も少なくなる。土の中に酸素があれば嫌気性の悪玉カビも出てこない。化成肥料とは違って流亡することもない。特にカリはもみがらに多く含まれるので不足することはない。

 「乳酸菌もみがらぼかし」を毎作、使っている方は実感していることだと思う。今回は、そのタネ明かしをしたのである。仕事量がどれだけ減るかもイメージが出来たと思う。土の中の酸素量を確保するために何をすればいいのか。もう一度、考えて欲しいと思う。この対策が出来ない限り雨対策が出来たとは言えない。いつまでも悩むことになる。悩んでいるうちは思ったような作物は出来ないし、利益も出ない。それは誰も望まないことだと思うのである。

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