オランダはトマト生産効率が日本の8倍! 日本はまだ農業後進国…?

オランダはトマト生産効率が日本の8倍! 日本はまだ農業後進国…?

玄米アミノ酸 ヨーロッパにオランダという国がある。面積は九州と同じくらいである。人口は日本の1/10である。農産物の輸出額は世界第二位。773億ドルもある。日本はわずか32億ドルである。面積も人口も少ないのになぜ日本よりも輸出が多いのか。それは農業技術の差である。もちろん歴史的な背景はある。第一次世界大戦後に極端な食糧不足になった。国民の大半が栄養不足になった。この経験から農業を国の基幹産業にすることが方針になった。農業の振興に産官学で積極的な取り組みをしたのである。面積当たりの収量も多いけれども品質もいいのである。トマトで言えば1ヘクタール平均生産量は478トン、日本は58トン。8倍以上にもなる。

 3位ドイツ、5位フランス、6位ベルギー、8位イタリア、9位スペイン。これらの諸国に比較したら日本の農業は遅れを取っていると考えて間違いがない。もちろん下もいる。下と比較しても仕方がない。上を目指すことが進歩に直結する。トマトが日本の8倍も採れているということは、可能性としてはまだまだ残っているということである。

 オランダは人口が少ないため、国内市場はあまりあてにしていない。最初から輸出を考えている。その意味ではヨーロッパという巨大市場が背景にあったことは地の利がある。

 日本は島国である。農産物は国内消費しか考えなかった。外国は最初から頭になかったのである。ところが東アジア、南アジアともに経済が驚くほど発展した。劇的に環境が変化を始めたのである。

玄米アミノ酸 品質がいいものなら高くても買える中間層の人たちが大幅に増加した。空輸・船便も高速化した。地の利が出てきたのである。農業が成長産業になり得る条件が整理されつつある。これは事実である。この状況を一番分かっていないのが生産者である。さらに国の研究機関である。業者の方は目覚めつつある。いくらビジネスに追い風といっても生産者の意識が変わらないことにはどうにもならない。補助金目当ての農業しか利益が出せないようでは外国とは勝負にならない。

 農業先進国の考え方は農業後進国に大型のプラントを作り、そこで農産物を生産する。工業の海外進出から農業の海外進出である。だから東アジア、南アジアとは言え、いつまでも競争がないわけではない。そして日本のために待っていてくれるわけでもない。

 工業でもそうだが、先進国の技術を導入して自国の生産力を高める。これがパターンである。高品質が日本の専売特許とあぐらをかいてはいけないのである。いつでも追い越される危険がある。経済的な豊かさが60年も続いて保守的な国民性がますますコトナカレ主義になってしまった。競争相手は隣の生産者ではない。農業先進国なのである。こんなことを言う研究機関や指導者がほとんどいないということ自体が農業の危機なのである。

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