週2日だけ働いて農業で1000万円稼ぐ方法!
これは書籍の表題である。堀口博行さんという方が書いた。堀口さんは土日だけ農業をして月〜金は会社に勤務している。しかも農業はド素人からの出発である。農業で利益が出ないと嘆いている人にとっては信じられない話かもしれない。
こういう本を紹介すると多くの人は間違った読み方をする。堀口さんの場合はたまたま条件がよかった。運がよかった。私とは立場が違うという読み方をしてしまうのである。このような読み方では何も得られないのである。
これは学校教育の弊害なのである。考えなさい、理解をしなさい、と教えられる。考えて理解をすると左脳を使っているから、自然に批判的になってしまう。大切なものは何一つ得られないことになる。
ではどういう読み方をすればいいのだろうか。堀口さんは農業で成功するために何をしたのか。ここに注目をする。なぜ成功できたのか。たった一点まで絞り込みをする。その絞り込みができたら自分とは何が違うのかを発見する。違いが発見できたら自分のイメージを変える。このようにすると堀口さんの成功を自分のものにして再現できるようになる。
堀口さんは特別なものを栽培しているわけではない。小麦とピーマン、長ネギである。販売も農協ルートを使って販売している。特別なことは何もしていない。それなのにどうして1000万円もの収益を上げることができたのか。それは月〜金まで勤務している会社の仕事を応用したのである。堀口さんが勤務している会社は経営コンサルタントの会社である。仕事がらビジネス書は500冊以上読んでいるそうである。その仕事の強味を利用して農業経営を徹底的に見直しをした。経営を見直すだけで1000万円の収益を上げることに成功したのである。
「500冊のビジネス書なんて読めないよ。堀口さんだから出来たんじゃないの…」もう元に戻っている。本を読んだというだけでは何も現実にはできない。読んだ本を原口さんはどのようにして現実の農業経営に生かしたのかをイメージするのである。
たぶん、みなさんとはすべての面でアプローチが違う。こういう方法で農業を経営するやり方もあるんだということを知ってほしいのである。一度だけでなく何度も読み返すと不思議なことに堀口さんのやり方が自然にわかってくる。数少ない農業の経営実業家の実践本であると思う。
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