果樹栽培で秀品を飛躍的にアップさせる方法!その2

果樹栽培で秀品を飛躍的にアップさせる方法!その2

玄米アミノ酸 果樹は農業生産物の中でも一番に消費意欲の強いものである。値も張る。さらに利益をあげるには秀品がどれくらい作れるかという一点にかかっている。
 山形のさくらんぼ生産者で東京の千疋屋と取引きをしている方がいる。その方の作るさくらんぼは圧倒的に大粒で実もしっかりしている。千疋屋はもちろん日本一の果実百貨店である。高値で売れる。さくらんぼ専業で数千万円の利益を出し続けている。収穫は6月中旬〜7月初めの2週間、この間は寝る暇もない。もちろん家は御殿のような立派な家に住んでいる。


 この方の作るサクランボはほとんどが秀品である。果実にはこう可能性がある。前回は主に根の話をしたが根がしっかり作れれば次は地上部の話である。地上部は幹があって、枝があって葉が繁っている。普通、色づきをよくするために葉欠きという作業をする。これは両刃の剣である。色づきもよくなるが樹も弱る。実は光合成を上手にさせると葉欠きををしなくても、きれいな色はつくのである。そうすると樹も弱らす、玉のびもよくなる。

 果実の大きさは価格に大きく影響する。大きいほど高い。ここにも問題がある。イチゴ、スイカ、りんご、梨、大粒種のぶどうすべてに共通するけれども大きいほどに大味なのである。わかりやすくいうとおいしくない。どうしても繊維の質が粗く、甘味も均一でなく、しかもぼけやすい。早くいたみがくる。

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 長野産の28玉の大玉フジは典型的である。見かけ倒しである。大粒を作るために無理をしてチッソを入れることが原因である。果実が大きく成長してもきめが細かく、甘味も上品でしかもぼけにくい果実を作る方法がある。もちろんチッソは必要以上には入れない。入れすぎると病気が出るし樹が早く痛んでしまう。

 果実がもっとも厳しく評価されるのは糖度である。甘味という旨味は人間にとって麻薬みたいなものである。現在の日本人一人当りの米の消費量の半分が砂糖の消費量であることを知っていたでしょうか。豊食になるほど甘いものを欲しがるのである。脳にとって最高の栄養という理由もあるかもしれない。

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 もちろん生産者はこの事をよく知っている。ここでまた無理をする。フルーツトマトなんて水切りをして水分ストレスを与えて、収量を減らしてまで糖度をあげる。生産者には何のメリットもない。ウフフ・・・と笑っているのは流通業者だけである。ここでまたチッソを多く与える。また樹は弱っていく。

 生産者は色づきがよく大粒で糖度の高い秀品の果実を作るために、どれだけ樹をいじめ抜いているかわかっているのでしょうか。樹をいじめるということは元も子もなくしていることなのである。一時的には秀品が作れても長続きがしない。無理が後々までたたって病虫害等で苦しむという結果だけが残ってしまう。

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 こんな方法で秀品を作っても意味はない。作るほどに樹は元気になり、葉も繁り肉厚になり、毎年収量がふえていく。そして収量の80%が秀品になる。こういう作り方をするのである。「それはそうだけれど、そんな夢みたいな話があるわけないじゃないか・・・」玄米アミノ酸農法を知らない人はそのように言うだろう。しかし玄米アミノ酸農法のパワーを知っている人はニヤリと笑って何も言わないだろう。事実、樹を元気にして秀品を多くすることができるからである。

 地上部については防除の時にアミノ酸液体を使っている方が大半だと思う。防除は節目に行なわれる。新芽時、開花前、開花、開花後、着果、着果後、玉の成長期、色づき期などである。この果実の節目に害虫も出てくる。だから防除をする。防除する時にアミノ酸液体を2000倍に希釈して、防除と併用するだけでも相当に効果が出る。しかしそれは樹へのダメージを少なくするという消極的な効果である。

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 秀品を意識的に大きくするには積極的にもっとアミノ酸液体を使うことなのである。葉欠きは最小限にして果実に直接ついている葉だけにする。そして光合成を促進させるためアミノ酸液単体での葉面散布をする。葉が元気になれば肉厚になり根も元気になる。そうすると少し葉かげになっていても、きれいに色づくのである。果実は直射日光だけでなく紫外線にも反応をする。そして色づく。

 玉のびは実がついて、玉のびをする時期に玉にアミノ酸液を散布する。そうすると果実は水分を吸収して玉のびをする。アミノ酸を含んだ水分だから、細胞が思っている以上に成長する。

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 糖度をあげるには収穫が近づくにつれて果実にアミノ酸液を単体で散布する。糖度がグーンとアップする。光合成がよくなる。細胞が元気になる。この二つの理由で糖度がアップする。収穫直前まで散布しても大丈夫である。もっと言えばみかんなどは収穫後でも酸抜けがよくなり、甘味に変わる。

 地上部はアミノ酸の液体だけで秀品ができるようになる。チッソもいらず、樹も痛めない。翌年も同じように秀品が収穫できる。まさに果実長者になれるのである。すでに何人もそういう人が出ているのである。前回と今回の果樹栽培を学習すれば秀品の収量と収入は飛躍的にアップすると思う。

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