定植後の病害虫対策は原因の追求第一である

定植後の病害虫対策は原因の追求第一である

玄米アミノ酸 育苗した苗を定植した後は育てるという仕事がある。何事もなく順調にスクスクと育ってくれたらありがたいのだが現実はその反対である。
 定植してからすぐにいろいろな異変にぶつかる。異変にすぐ気がつけばいいのだけれど見過ごしてしまう場合が多いのである。大きな問題になってから騒ぎ始める。病害虫があばれ出してからでは目の前の対策で精いっぱいである。原因の追求どころではなくなる。


 農薬で対処して、樹勢が弱くなり堆肥をやって栄養を与えて、やりすぎて、また病害虫が出る。また農薬を使う。これをマッチポンプ(自分で自分の首をしめること)というのである。
 一作だけのマッチポンプだけならまだいいが毎年マッチポンプをやっている生産者のどれだけ多いことか。これでは利益は出ない。

 実は定植した段階で勝負の80%は決している。土壌の物理性質、化学性質はすでに決まっているからである。大切なことは観察眼を養い問題の発見をすること。問題が出たらどうするかという対策をたてておくことである。

(1)問題の発見をする
 これが以外にむずかしい。正常な状態を知らないからである。比較するものがない。例えば葉の色である。定植して間のない葉が青々としていい色だなんて思っていたら、それはチッソ過多である。遠くから見たら色が淡く弱々しく見える。色は黄緑に見える。近くで見るとうす緑の力強い色が正常な色なのである。

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 化成肥料を使うとどうしても色は青くなる。これは遠くから見た時である。近くで見る色はくすんでいる。
 茎も同じである。太くてたくましい茎はいかにも力強いように思うけれど、これは茎だけが育ってしまい実はわずかしかならない。逆にやや細いくらいの茎が正常なのである。
 人間でも小学生のお腹が出ていたら肥満と糖尿病ではないかと心配になる。育成期の茎はやや細いぐらいが成長力もあり枝葉に養分を送る力が強いのである。

 問題を発見するためには正常な状態を知るのが一番である。それにはいい状態のほ場に見学にいくことである。自分のほ場とどこが違うのかをよく分析してみる。そして問題発見と分析は常に記録する習慣をつける。
 定植してから後は80%が原因追求である。これまでやった何かが間違っている。その何かを徹底して追求するわけである。

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(2)問題が出た時の対処方法
 問題が出るといっても大きく三つぐらいの問題しかない。吸汁性の害虫、これはコナジラミ、アブラムシなどに代表されるものである。カビ病、ウドンコ、カッパンなどいろいろな名前はついているがカビはカビである。最後に土壌病、ネコブ、センチュウ、ヨトウ虫、といろいろな病気があるようだけれど土壌に問題があって起る病気である。

 何が何だかわからずに目先の事に対処をしていたら問題は深刻になるばかりである。農薬で樹が弱る。強くするために化成と有機の堆肥をやる。肥料過多になる。害虫が出る。これをくり返すごとに収量と品質は落ちていく。

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 害虫が出て一時は農薬で対処したとしても、これをくり返すと自分の首をしめることになるのである。すでに畑には入れるものは入れているわけだから取り出すことはできない。何ができるかというと原因の追求である。まず土を掘ってみる。30
cm〜40cm掘る。排水はどうなっているか、水分状態はどうなっているか、与えた肥料は分解されているか、などを調べる。土も口に含んで味わってみる。(もちろん吐き出す)

 次に根の状態がどうなっているかを調べる。手を使って、ていねいに土をかきわけて、主根、枝根、毛細根の状態をよく見てみる。根まわりの土の状態もよく観察する。
 そんな事で何がわかるかと思うかもしれないが簡単に誰でもできることだからやってみてほしいのである。そうすると土が教えてくれる、根が教えてくれるということが出てくる。
 問題が少しずつ見えてくるようになる。どこでどんな間違いをしたのかがわかるようになるのである。

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(3)問題をさらに深刻にしないために。
 問題が発生したら、まず原因の追求をすることである。あわてふためいて農薬対処をしないことである。さらに深みにはまらないことである。
 吸汁害虫であればニーム酵素で対処しながら換気などに気配りする。カビであれば排水と潅水の見直しをする。土壌病害ならぼかしを投入する。

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 原因が改善されなければ問題の解決にはならないのである。原因が解決されるには時間がかかる。それは待つしか方法がないのである。

(4)最後の手段がある。
 玄米アミノ酸ぼかしに天然ミネラル鉱石を10%まぜ、作物の根の下に置くことである。これが最後の手段である。それでも2週間くらいは時間がかかる。これも待つしかない。何もしないで待つというのはけっこう苦しいものがある。それでも農薬をやって墓穴を大きくするよりもましだと自分に言いきかせるのである。
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