被害が大きくなるばかりのウイルス病に打つ手はあるか!

被害が大きくなるばかりのウイルス病に打つ手はあるか!

玄米アミノ酸 農業は病虫害との闘いである。生産をくり返す毎に病虫害がひどくなっていくという農業特有の問題がある。他の生産業でも設備が老朽化するという事はあるが建て替えをすれば生産効率を大幅にアップできる。しかし農業は建て替えできない。作付けをくり返す毎に問題は深刻になっていく。


 病害虫への対策はニュースレターの中でも折にふれて情報を流していると思う。それでは何か足りないような気がしたので、今回から4回にわたりシリーズで「病虫害」についてもっと深堀りをしてみたいと思う。第一回目は「ウイルス病」についてである。

 ウイルス病をもっともわかりやすく言うと人間の風邪である。空気中に飛んでいるウイルスに感染すると風邪をひく。熱が出る。全身がだるくなる。炎症が出る。感染症と言われているものはすべてウイルスである。エイズ、エボラ出血熱、マラリア、これが人間のウイルス病である。

 植物ではオオカハマキ、モザイク、ハンシンイチョウ病などがウイルス病である。実は人間の場合でも植物の場合でもウイルスから入っていくと、非常にわかりにくくなる。ウイルスの種類はどれくらいあると思うか。人類の科学でも解明されていない。まったく未知の世界である。名前がついているのは代表的なウイルスに人間が勝手につけただけである。

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 これを商売にしている人がいる。もちろん薬屋である。薬屋はウイルスが流行するほどに利益がでるようになっている。「このウイルスにはこれが効く。」ちょっと待ってほしい。これは根本的に間違っている。ウイルスは自分の力で栄養を作り出すことはできない。だから栄養のある所に侵入して栄養を吸い取るのである。もともと強い生命体ではない。侵入するとしても弱い生命体に対してなのである。風邪をひく人は何度もひく。

 これは植物も同じ。弱い畑ほどやられやすい。農薬の使いすぎ、化成の入れすぎ、有機の入れすぎで酸化しているほ場はウイルスにやられやすいのである。強い植物を作り、「免疫力」を高めることこそ、最大の防御であることを知ってほしい。これが1番の対策である。

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 次に感染経路である。感染するには媒介物がある。植物のウイルスの場合は蚊である。ウン蚊、ヤブ蚊、コナジラミ、など蚊類のものはすべてウイルスを持っていると考えていい。それからアブラ虫である。マラリアもマラリア蚊が媒介する。この昆虫の中にすでにウイルスはいるわけである。ウイルスはいても昆虫がウイルスで死ぬことはない。風邪をひくことも熱も出さない。昆虫の体液の中で同居できるのである。

 蚊とかアブラ虫が生きていくためには植物から栄養を吸いとることで生命を維持する。植物に鋭い針をつき立てて栄養を吸いとるわけである。この時に自分の体液を出して吸いとる。この体液の中にウイルスがいる。蚊やアブラ虫の体液を通して植物の中に侵入したウイルスは植物の栄養を利用して大繁殖をする。

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 ウイルス対策の2番目は蚊やアブラ虫の感染経路を断つということである。蚊やアブラ虫がどういう所に生息しているかをよく知ることが大切なのである。雑草が生い茂る休耕地が害虫の巣になっていることはよく知っていると思う。
 蚊やアブラ虫はいつでもいるわけではない。温かくなると出てくる。ここがポイントである。昔に野焼きをしたのはこの意味がある。焼いて蚊を殺したのである。特にハウスなどの暖かい設備で越冬した場合など幼虫が生きているので大きな被害につながることもある。暖かければ越冬する事も忘れてはいけない。

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 越冬する場所は他にもある。前作の残渣である。値が安くて作物を畑に放置したり、病気になった植物を引き抜いてハウスの周辺に置いたり、後始末をいい加減にするとその植物の中で害虫が越冬してしまうのである。自分の畑だけではなく周囲にも迷わくをかける。しかも越冬するので翌年に害虫の大量発生になってしまう。

 ウイルス対策の3番目は暖かい時期に注意をする。4月〜5月である。栽培物の残渣を土に埋めるか、ゴミに出すかして最後まで処理をする。
 最近は産地を大型化して生産性を高める傾向にある。これは害虫にとって絶好の繁殖場所なのである。周囲が芽を吹かない時に一斉に新芽を出す。「害虫さん、食事ですよ」と言っているようなものなのである。

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 種や苗にウイルスが入っていた場合はもっと深刻である。業者から購入する場合もどのようにして種や苗を作っているか確認すべきである。種芋などでは問題を起こすことが多い。
 対策の4番目、種や苗のウイルス侵入を断つことである。ウイルスは植物の体内に侵入したら薬は効かない。引き抜くしかなくなる。ウイルスにやられやすいのは茎のやわらかいウリ科、ナス科である。

ウイルスは目に見えない。これと闘うのはむずかしい。でもアブラ虫や蚊なら目に見える。害虫の習性をよく知り対策を立てることである。例えば小さなアブラ虫でも白い布を下に敷き樹木をトントンとゆすると虫は下に落ちる。これでアブラ虫がどれくらいいるかがわかる。

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