秋口にかけて値上げラッシュになる!農業経営を見直すチャンスにしてみよう。

秋口にかけて値上げラッシュになる!農業経営を見直すチャンスにしてみよう。

玄米アミノ酸 先月号では経営基本を書いた。経営の基本は三つしかない。経費の管理と栽培技術と販路の開拓である。基本は三つしかないのだけれど変化は無限にある。その変化に惑わされてはいけない。基本は変わらないからである。
 例えば今年の秋口から農業資材は値上げラッシュになる。化成肥料はもちろん値上りをしているけれど有機肥料も上がる。有機肥料は実質的に中国に頼ってきた。ホームセンターで売られている有機肥料の多くは中国産である。ところがその中国が輸出を出し渋っている。国内の好景気で需要が大幅に拡大したからである。そうすると、これも値上りである。


 育苗に使う土やピートモスにも大きな変化が出ている。ピートモスを採掘したり、腐葉土を取ることは環境破壊であると言われ始めたのである。カナダ・中国・東ヨーロッパなど輸出国が自由に輸出できなくなりつつある。そうすると育苗資材は品薄になる。品薄はイコール値上りである。

玄米アミノ酸
 ナタネ粕・魚粕などにも大きな変化がある。バイオエタノールによる作付転換で穀物相場が急上昇しているのはご存知だと思う。そうするとナタネ粕・魚粕は農業資材で売るよりも家畜のエサに売った方が高く売れるという状況に変化してしまった。誰でも安く売るよりは高く売りたい。ナタネ粕・魚粕が家畜のエサになってしまうと農業資材にはまわってこなくなる。品薄になる。家畜資材と同じように値上りをする。

 カリは世界最大のロシアのカリ鉱床が事故になり生産性がまったく上がっていない状況である。ここでわかってほしいことがある。世界の相場変動が直接的に生産者の一人一人に関係が出てきたということなのである。今までにこんな事はなかった。上がれば下がる。下がれば上がる。年間を通せば同じこと。それで価格は安定してきた。しかしそうはいかなくなったのである。

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 変化に流され通しで周囲の動きに頼り放しの人はすべて値上げで大変な年になっていると思う。ここで大切なのは変化しない基本である。育苗資材が上がったらどういう資材を使えばよいのか。有機肥料が値上りをしたらどんな肥料にすればよいのか。石油の値上りにしても対策はあるはずである。

 基本はどこまでできているのか試されているようなものである。一人の小さな生産者とはいえ世界の相場に無関心ではいられなくなった。誰かが何かをしてくれるだろうとあてにできる余裕はない。周囲の誰もが余裕がなくなっているのである。見方を変えると自分の農業経営を根本から見直すチャンスである。価格も確かめずに物を買うなんて、絶対やってはいけないことである。

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