農水省が主催するアグリビジネス創出フェアって何?

農水省が主催するアグリビジネス創出フェアって何?

玄米アミノ酸 昨年の10月に「アグリビジネス創出フェア」という展示会が開催された。主催は農林水産省である。農水省が主催する唯一の展示会である。出展者も普通の資材業者ではない。国立大学の農学部、県の農業試験場、一部民間の研究機関である。最先端の農業研究が一堂に集ったといってもいいと思う。



 この展示会を一日かけて見学して、いろいろな話を聞いた。ユニークな研究はいくつもあった。生産者が泣いて喜ぶようなものもいくつもあった。しかし、誰が見学にいっても参考になるかというと、そうではないのである。農業の研究をかなりやっている人でないとおもしろくも楽しくも何ともないかもしれない。

 何のための展示会なのか見当すらつかないかもしれないのである。それには理由がある。生産者が全く存在しないのである。これは使えると思って質問をすると同じような答えが返ってくる。「現場で実証されていないんですよ・・」「え!」絶句である。さらにつっこみを入れて「いつ実証されるんですか?」「いや〜検討中です」それでは答えになっていない。

 この研究の全てが補助金で賄われている。名目が研究開発費である。農水省の方にどれくらいの申請でどの程度が認められるのかと聞いたところ100件の申請で2〜3件だそうである。その基準は何かと聞いたところ、いろいろあるそうなのである。全く明確ではない。審査をする人の権限で決められる可能性が高いということである。

玄米アミノ酸 このフェアを見学すると生産者が置かれている立場がよく理解できる。また貴重な税金から捻出される補助金の意味もよくわかる。日本の農業がなぜ遅れをとっているかもよくわかる。農水省を批判するつもりは全くない。せっかくすばらしい研究をしているのに、それを実証してくれる生産者が全くいないのである。研究者も力が入らないだろうと思う。研究のための研究に近いような気がした。

 それにしてもなぜ生産者が存在しないのだろうか。不思議である。いくらすばらしい研究でも生産者にとって有益なものでなくては全く意味がないのである。
玄米アミノ酸 研究したものを実証するにはリスクがあるわけだから、その意味で研究を実証する生産者に補助金が出てもよいのではないだろうか。減反補助金よりも凄い効果が得られると思うのである。研究者の内容を皆様にもお伝えしたいと思うけれども参考になるかどうか疑問である。あまりにも距離がありすぎる。

 日本の農業が抱えている一番大きな問題がここにあるような気がする。生産者はもっと農業の研究をして研究者はもっと生産現場を大切にする必要性を痛感した。

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