「農業の薬害について」これだけは知っておきたい薬害の基本

「農業の薬害について」これだけは知っておきたい薬害の基本

玄米アミノ酸 日本人は大の薬好きである。これには理由がある。日本が近代化される以前の幕府による中央集権制では薬が高価で貴重なものであり、最後の命の綱だった。その習慣がまだ残っている。その時の薬はすべて漢方を中心とした生薬だった。しかし現在の薬はそれとは違うのである。化学的に合成された抗生物質なのである。抗生物質とは一言で言えば毒である。毒には毒をもって制するのである。しかも無差別に攻撃をする。副作用が発生するのは当然である。


 これは人間が使う薬の話である。農薬という植物にかける薬も起源はまったく同じである。生薬ではない化学物質なのである。つまり毒なのである。生産者にはこの認識があまりにも薄いのではないだろうか。「農薬を散布した後は体の調子がどうもよくない。」これはよく聞く話である。それなのに1000倍で希釈しなさいという説明書を見ると800倍にした方が効果が出ると考えて濃度を強くしてしまう生産者が実に多いのである。

 何をやっているのか、わかっているのかと言いたくなってしまう。自分の体の事より虫が死んだ方がうれしいのだろうか。

 農薬を多用するとどうなるか。大気中に環境汚染をまき散らすということもあるだろうけど、もっと大きな問題がある。農薬の多くは強酸性である。これを使うことで虫も死ぬかもしれないが植物、土壌、空気への汚染が大きなダメージとして残ってしまう。

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 薬を使ってはいけないと言っているわけではない。よくよく注意をして使用する必要がある。「この虫にはこの薬を何倍希釈で何回ぐらい散布!」「ハイハイわかりました。言われた通りにやります」これでは話にならない。まず説明書に何回も目を通して熟読する。それすら読まない人が多いのである。

 不思議な事だけれども、あれだけ禁止農薬と大騒ぎをしておきながら、メーカーが農薬に関して情報開示することはほとんどないのである。因みに書いてある電話番号に電話をして根掘り葉掘り、質問してみるといいのである。たぶん応答はない。医療ミスでは大きな損害賠償が認定されているのに農薬害では訴訟すらない。被害は生産者に数多くいるにもかかわらずである。

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 予防薬と治療薬の違いがわかるだろうか。植物に出てきた症状が薬害なのか、病害なのか生理障害なのか見分けがつくだろうか。

 「そんな、むずかしいことは考えたこともない。そんな事を知って何になるのか。虫が死ねば、それでいいんだよ!」それでは農業を廃業するしかない。資材はこれからも上り続ける。商品は高く売れない。利益はますます少なくなるのである。コストダウンをしなければ生き残れない。いままでのように使いたい放題はできなくなったのである。

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 予防薬に薬害は少ない。もともと害虫はいないわけだから強い薬を投薬する必要はない。これに玄米アミノ酸の希釈水を使えばさらに薬害は少なくなる。果樹の害虫予防に玄米アミノ酸を使う生産者の数は多いけれども体の異常を聞くことはまずないのである。

 問題は治療薬である。すでに害虫はいるわけである。これを退治しなくてはならない。強い薬を投薬することになる。薬害が出やすい。簡単な見分け方がある。薬害による障害は回復が早い。早いもので2日〜3日、遅くても7日程度で回復をする。栄養生理障害や病害はこの程度の日数では回復をしない。
薬害が出た時の対処法は
 (1)薬の濃度を薄くする
 (2)土壌の状態と根の張り方を調べて問題がないか判断する
 (3)周囲の環境を調べて悪影響がないか判断する。
 最後に高温時の消毒は可能な限り避ける。気がつきにくい所では動力噴霧器の油もれである。もれた油が葉について薬害になる。

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 もう一つ薬害を見分ける方法を伝授する。薬害は葉の裏にあるうぶ毛に異常が出ない。根にも異常が出ない。栄養障害はうぶ毛が茶褐色になり根も枯れる。

 薬害の出やすいパターンがある。薬の濃度については話をした。濃度ではなく散布量が多すぎる人がいる。さらに噴霧器の噴霧口の選択をミスをして薬害を出す場合がある。いずれも初歩的なミスだが、意外に多い。これも説明書には書いてあるのでしっかり読んでほしいと思う。

 初歩的な事と言えば消毒のホースに残留した前回の農薬の扱い方である。最初の2分〜3分は捨て使いをする。植物にかけるのではなく捨ててしまうのである。もったいないかもしれないが薬害の原因になる。捨てた方が得をする。

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 最後に除草剤と土壌消毒剤である。これはダメージが考えている以上に大きい。例えばグラスジンという稲に使う除草剤がある。広葉草を枯らす薬である。これを使った稲わらを稲田に戻すと次に出てくる草が奇形化してしまう。強い薬害が出る。ラウンドアップも強い薬害が出る。長期間残留して悪影響を出す。説明書には簡単に分解するように書いてあるが事実とは違う。要注意である。土壌消毒も微生物を全滅させるので強い薬害といえる。

 土壌を豊かにするには良い微生物をドンドン投入する以外に手はないのである。この意味でも玄米アミノ酸ぼかしの投入は継続してほしいと思う。
■農業 情報発信元:<a href="http://www.1brain.jp/" title="”>楽して儲かる農業のヒント

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