春作と夏作の記録をふり返れば来年の作が「逆算」できる!

春作と夏作の記録をふり返れば来年の作が「逆算」できる!

玄米アミノ酸 夏作が終わった。春作から夏作へ連作や輪作をした人も多いと思う。9月は一段落ついたところである。もちろん休みなく秋作から冬作へ仕事を続ける人も多いと思う。
 次から次へと仕事をこなしていくことも大切であるが、どこかでふり返ってみることも必要なのである。


農業は土を使うほど問題が出てくるという工業とはまったく違う面がある。連作、輪作もそうであるが、単作でも毎年、状況が変化している。特に気候変動による高温化の問題、集中豪雨などは例年、多発するようになった。
病虫害の被害も年々複雑化している。ミツバチの減少や新型ウイルスの伝染力の強さなどには手を焼いていることだろうと思う。

 何の対策もなくそのまま慣行の通りにやっていたら収量も収入も減っていくことは目に見えている。それではやって行けない所にきていることに気がついてほしいのである。

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 ではどんな対策を打てばよいのか。この対策というのがクセモノであ
る。「病虫害にやられたら土壌消毒・・・」また対処療法である。これで効果が出ればいい。気候変動が激しいということは土の中も大きく変動しているということである。対処療
法は限界に近づきつつある。これを証明するものはたくさんあるけれども、皆さんのほ場の近くでも生産が激減していることはすでに目撃しているはずである。

 「対処療法でなくて何があるのか・・・」根本的な対策を打つにはまず情報が必要である。

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 春作から夏作にかけて何が起こったのか。農業日記をつけていることだろうと思う。もし春〜夏への記録がないとしたら思い出して書き出してほしい。きれいに書き出す必要はない。A3ぐらいの大きな紙を用意して思い出すままにすべてを書き出すのである。

 春には肥料を何をどれくらいやったのか。追肥はどうか。耕す深さはどうか。その時の土の膨軟性は…。苗はどんな選び方をしたのか、育苗はどうしたのか、その結果は満足できるものだったのか。

 定植をして天気はどうだったのか。温度は…水はどのように与えたか。従長はなかったのか。生理は順調だったのか。葉の状態はどうだったのか。色、数、大きさ、厚さ、うぶ毛、着果率はよかったのか。玉のびはどうだったのか。病虫害は4月・5月・6月・7月・8月と月別に分けて書き出してみる。

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 どの場所に出たかも書いてみる。案外、毎年同じ場所に多く出ていることに気がつく。温度はいつの頃から急に上昇したのか。それによって植物にどんな変化が出てきたのか。短時間の豪雨はなかったか。根の張りはどうだったか。土壌病害はどんなものが多かったのか。土壌消
毒はやったのか、やらなかったのか。そして品質はどうだったのか。収量は増えたのか、減ったのか。

 とにかく思いつくままに書き出してみる。そうすると気がつくことがたくさん出てくるはずである。そのためには書いたものを何度も見直してみる。見る毎に気がつくことがある。それも書き出す。ある程度、書き出したら、それを持って、ほ場に行ってみる。そうすると何が良
くて、何が悪かったのか、少し見えてくる。

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 ほ場の土を掘ってみる。さわってみる。最低でも50?ぐらいは掘る。残っている植物の根の状態もよく見る。自分が書き出したイメージと土壌の状態は一致しているかどうかも確かめる。そして一番、問題が多いと思われる場所の土を土壌分析に出すのである。それからもっともよかった場所の土も分析に出す。この二つの土壌分析を見比べると自分の畑がどうなっているのかがわかる。

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 ここからすべてを逆算していく。普通、ただ単に土壌分析をしても、そこにはわけのわからない数字が並んでいるだけになってしまう。これでは何も利用できない。自分が何をやったのかを書き出した上で土壌分析に出して数値を見ると、なぜこのような結果になったのかよく理解できる。そうすると逆算できるようになる。

 チッソ、リン酸、カリの数字を見て何かが異常に高ければ必ず理由がある。特に6・3・3とか4・4・4とかの肥料を大量にやっている人はリン酸やカリの値が異常に高いはずであ
る。そうすると病虫害にもやられていることにつながる。ペーハーが異常に高ければ石灰やカルシウムのやりすぎである。収量は不満の残るものだったはずである。味もよくなかっ
たのではないだろうか。すべては自分が何かをやった結果である。ほ場の土のバランスが崩れているとしたら、このまま来年も同じことをやれば来年はもっとひどくなることは簡単に予想できる。だから逆算をして来年の予定を作り出すのである。

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 そこで書き出したものをもう一度取り出して見る。分析表も同時に見る。そうすれば何をどうすればいいのか見えてくるはずである。 肥料は・・・追肥は・・・苗は・・・育苗は・・・定植後の水は・・・病虫害は・・・豪雨対策は・・・暑さの対策は・・・土壌のバ
ランスは・・・。これだけでも逆算できて問題の改善ができれば来年の作は期待できるものとなる。

 当り前のことを言っているようだけれども逆算して農作業をしている人は全体の1%もいないと思う。むずかしいことではないのに残念である。9月は逆算しやすい唯一の時期なのである。

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