流行にふりまわされるな! フルーツトマトの嘘

流行にふりまわされるな! フルーツトマトの嘘

玄米アミノ酸

 流行っていう言葉はみんな知っているよね。流れていくって書く。終わってみると何だったの・・・・?。最近では小泉劇場。後を継いだ安部さんがわけのわからないことになって、何だったの・・・・。
 農業でも「流行」というのがある。フルーツトマト。「売れてるぞー!」「ヨッシャ!フルーツトマトだ。」「いや!ちょっと待て、急ぎすぎじゃないの?」


 今回はこれがテーマである。流行が出ると人は乗り遅れないようにマネを始める。特に日本人はそうである。ミニスカート、エレキギター、チョーおもしろい、チョー楽しい、理由なんて何もない。みんなそうしているから、ただマネをしているだけなのである。

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 農業も同じである。花が儲かっているといえばワッと花造りが増える。この流行には当然ながら盲点がある。

?仕掛け人
 勝手に流行は生まれない。仕掛け人がいる。これだけを仕事にしている奴もいる。仕掛けるわけだから演出をする。舞台をつくる。ネタバレしないようにする、熱狂するように誘導する。欠点が見えないようにする。

?新しい物好き
 耕運機が出たぞー!ワッととびつく。自動車が出たぞー!ワッととびつく。カッコいい。あこがれの的になって、さぞ気持ちがいいことだろう。しかし、大きな欠点はつきものである。お客様から苦情がくる。改良を始める。少しずつよくなっていく。新しいものには常にリスクがつきまとうものなのである。

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 本題に入ろう。高糖質のトマトが売れている。糖度が8〜9あるトマトである。このトマトを作るためには、水切りというのをする。水分をできるだけ少なく与えて、水分ストレス状態にする。トマトは乾燥にとても強くて根が枯れることはない。

 水分を切るとどういう状態になるか。人間で言えば血液がどんどん濃くなる。トマトで言えば糖度がグーンとアップするようになる。

 これを食べたお客さんが「これはウメー!もっと食べたい。」売れるからさらに面積を増やす。スーパーなどの売り場ももっと量がほしいとなる。

 大変おもしろい話がある。地床でぼかしを使い、トマトを作った。糖度が8ぐらいのトマトができた。いや〜売れた、売れた。あっちからもこっちからもほしいと人が寄ってきた。これは5月、6月の話。7月、8月になると暑さのため糖度が下がってしまった。お客さんは潮が引くようにいなくなった。

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 まったくお客なんて身勝手なものである。あきれて開いた口がふさがらない。普通なら10アールで1t取れるトマトが水分ストレスにすると半分の500kgしか取れない。根も傷む。収穫期間も短くなる。茎そのものも細いまま。生理も狂う。こんなリスクを犯してまでフルーツトマトを作る必要があるのだろうか。しかも身勝手でわがままなお客様のためにである。売れれば何でもいいスーパーやデパートの横暴な商法のためにある。

 この仕掛け人は間違いなく量販店のバイヤーである。ヒット商品がほしかったのである。そのために生産者を犠牲にしたのである。もちろん、それでもいいという人はたくさんいるので、だから何ということはない。

 しかし、これを続けると畑は疲れ、土壌はやせ細り、病気が出やすくなり、収量は一向に上がらなくなる。やめたほうがいいと思う。
問題が残る、高糖度のトマトでないと売れない。そこで技術が必要になるのである。流行に振りまわされるのではなく、流行を利用する。
収量が落ちず、土壌も痛まず、病気も出ず、ずっと高糖度のトマトを作り続けることができるようにすればいいのである。「え〜!そんなことができるなら苦労はないよ。」

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 この目的を現実にするには人のマネばかりしたり、JAさんから言われた通りにやったり、業者の言うことをうのみにしていたのではまず無理である。トマトのことをよく学習し、土壌についても勉強し、微生物のこともよく知り、水分ストレスを与えなくても高糖度のトマトができるようにする。

 みなさんには「玄米アミノ酸の液体とぼかし」という道具がある。ニュースレターも毎回読んでいる、なんとかなると思うのである。

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 トマトについて話をしたがトマトだけではない。ナスもキューリもパプリカもピーマンもオクラもみんな同じである。お客様のほしいものは最初からわかっているわけだから、それがリスクなしに栽培を継続できるようにほ場を整備しておけばよいだけである。

 これから、こういう事がたくさん出てくる。食の安全性と食糧不足。口が肥えて旨いものしか食べなくなった日本人。ますますダメになっていく畑。地球の温暖化。食に関しては極端な事が多くなってくる。仕掛ける人が多くなる。ふりまわされたら大変なことになる。誰も守ってくれない。年老いているかもしれないが、学習をして自分の身を守るしかないのである。

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