なぜ有機栽培が求められるのか?世界一美食好きになった日本人の舌

なぜ有機栽培が求められるのか?世界一美食好きになった日本人の舌

玄米アミノ酸

界一美食好きになった日本人の舌

 農水省がすすめている集落営農がうまくいっていない。原因は米の値下がりと設備投資である。小面積の生産者を集めて大規模集落にしたまではよかったが、その途端に米価の値下がりである。生産者は大規模にして生産コストを下げるために補助金を得て設備投資をした後である。これは一体どういうことなのか。生産コストを下げるほどに米価は安くなる。「だまされた!」気がついた時にはもう遅い。


 現在、米の国際価格は一俵三千円前後である。とても勝負にならない。米の話を最初にしたのは次の話がわかりやすいからである。 

 集落営農政策には始めから大きな落とし穴がある。とにかく米が余っていて仕方ないのである。一方では米作り生産者は減る気配もない。多くの生産者が米にしがみついている。農水省は米を減らしたいのである。そのために減反、転作とあらゆる手をうってきた。そして集落化である。中間山地の米づくりには補助金のカットである。

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 なんでこんな明らかな仕組みが読めないのだろうか。自分の事しか考えていない。目先の事しか見えていないからである。

 集落営農にはもう一つの大きな落とし穴がある。リーダーが不在なのである。言葉を変えれば責任者、経営者がいないのである。ここで大きな問題がでてくる。売り先はどうするのか。消費者が喜んでくれる米をどうやって作るのか。二つの基本的問題が解決できない。

 二つの基本的な問題は米だけではない。野菜も同じである。石油の値上がり、資材の値上がり肥料の値上がり、トリプルパンチの状況になっている。この局面を打開するには出来た野菜を高く買ってもらうしかない。また、そういう野菜を作るしかないのである。

 「でも自給率は40%を切って39%になった・・・。国内の生産者が必要とされる時代は必ずやって来る・・・。」これは必ずやって来る。しかし誤解しないでほしい。いままでのような流通形態の中でやっていくのではない。日本人の舌は世界一肥えている。東京の外食産業の最先端はどうなっているか知っているでしょうか。

 シンガポールのNO.1レストランがそのままそっくり現地の食材を持ち込んで本場の味を再現している。
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 インド、韓国、中国の一流レストランが続々東京に店を出し始めている。名実ともに世界の究極グルメである。料金もバカ高いわけではないから普通の人でも食べられる。どこに行けばいいかって・・・?東京ミッドタウン、六本木ヒルズ、東京駅再開発などのビルに行けばある。

 日本人はもうまずいものは食べられない。高くても安心、安全でおいしいものなのである。そんな時代になったのに、まだ化学肥料に頼って農業生産をするつもりでしょうか。

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 化学肥料は食糧増産時代の過去の物である。量は沢山取れるけどおいしいものが取れないことはみんな知っている。化学肥料に頼りすぎた為に有機のやり方を忘れてしまったのである。いや初めから知らなかったという方が正しいかもしれない。おいしい米を作ろうと頑張っている人は10アール7俵が限度である事を知っている。これ以上取るとおいしい米は取れない。良く取れる所でも8俵までしか取らない。肥料は有機が中心である。

 野菜は作る方からすると問題が山積みである。チッソ・リン・カリ過剰が施設栽培に多かったのが露地にも多くなっている。リンとカリの過剰でマグネシウムとカルシウムの吸収が出来なくなり化学肥料以下の有機野菜が多くなっているのである。

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 これはロータリー耕の弊害である。耕作土が浅く、そこに有機物を多量に入れると20
cmほど下にあるカチカチの地盤に有機物と水がたまり、腐る。腐るとアンモニアになり、ガスがわき、病害虫の巣になる。しかもリン過剰でアルミニウムが効かず殺菌出来ない。フダリウムなどのカビの大発生である。

 野菜は流通の方から変化が発生している。市場や農協に頼っていたのでは経営が立ちゆかなくなると契約栽培を始めたのである。昔のように市場に出回っているものを契約するのではなく、新種の野菜とかハーブとか市場に出回っていない特殊な野菜を契約して栽培してもらうのである。

 市場に出回っているような野菜の契約でも、コンピューターをして販売と生産を連動させて年間安定供給が出来るような仕組みになっている。
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 人間は本当に賢い。同じ過ちを繰り返さない。厳しい商売で闘っている経営者は特にそうである。
 時、人を待たずである。大きく変化し始めている。この変化に対応していくのは楽ではないし、対応して結果を出すのはもっと大変である。いつの時代でも変化である。高令化したとしても、この変化を楽しんでほしい。楽して儲かるのニュースレターを参考にして変化に対応してゆけば道は明るく照らされるはずである。

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