石油が値上がりして何でも値上がりだけど、これからどうなるのか?

石油が値上がりして何でも値上がりだけど、これからどうなるのか?

玄米アミノ酸

近、地震警報機というのがテレビによく出てくる。「地震発生何秒・・」という音声案内である。これを農業に置き換えると「日本農業大崩壊何秒前 チチチ・・・」という事になるのではないだろうか。 今年の夏にテレビ、新聞で報道された異常気象の現象を皆さんはどのように見ていただろうか。ほとんどは他人事ではないだろうか。


大雨が降る毎にテレビに映し出される画面には橋を通る濁流、床上の浸水、そして田畑や果樹園が水にのまれていくシーンである。  

 このシーンを見て、うちは大丈夫という方がほとんどではないだろうか。

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 確かに雨は大丈夫だったかもしれない。大雨が降ることで土の中では何が起きているのか。長期の日照りで乾燥するとチッソは濃くなり、肥料成分は濃くなり、ミネラルも濃くなる。人間で言えば血液ドロドロ状態である。そこに大雨がドカッっと降る。すべてが流される。アルミ二ウムやマグネシウムも流されチッソやリン、カリも流される。残るのはスカスカになった土壌だけである。

 このつけは翌年になって出てくる。異常気象だけでも厄介なのに、もっと大きな問題が目の前に出てきた。

玄米アミノ酸 石油の値上がりである。原油だけでも50%以上の値上がりをしている。もう下がる気配は無い。石油を発掘する量が減ったのではない。発掘する以上に人間が使い始めたのである。中国、インド、ブラジル、ロシア、タイ、インドネシア、など石油に無縁だった国が自動車に乗り電気を使い、石油をドンドン使い始めたのである。もう石油が下がる事はない。上がる一方である。

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 これが農業をもろに直撃する。冬の施設栽培は暖房なくてはやっていけない。今年の灯油や重油はいくらになるのだろうか。検討もつかない。50%〜60%アップ、いや!いや!100%アップかもしれない。これだけでも採算割れである。

 石油が値上がりすれば石油を原料にしている化学肥料は当然、値上がりである。これを石油が値上がる率と同じ比率で値上がりする。メーカーによっては化学肥料を作る前の主力商品の損をカバーしようとして大幅な値上げをしてくるかもしれない。

 残念ながら、そのうち値が下がるという期待はしないほうがいい。理由は簡単である。世界中の人々が化学肥料を使い始めたのである。「中国では恐ろしい農薬を使い化学肥料で野菜の栽培をしている。危険だ!」何を言ってるんだと言いたくなる。中国の農業人口は日本の何倍なのか。知っています・・・。まだ8割が農業で生活している。8億人ですよ。インドだって同じである。この人達がすべて化学肥料を使っている所を想像してほしい。もう値が下がることはないのである。

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 石油に関係したものはまだまだある。ビニールフィルムもそうであるがマルチも同じである。農薬はなぜ値上りするの・・・。これは直接、石油と関係ないかもしれないが、世界的に需要がふえている。物が少なくなれば値が上がるのは当然である。
「もう聞きたくない!」私も話をしたくないのである。たぶん多くの生産者はまだ一時的なことで、いずれ落ち着いてくるなんて甘く思っている人が大部分だと思う。それはもうないのである。

 もう一度、くり返すよ。値上りしている理由は限られた有限な化石資源の石油を急速に中国やインドの人たちが使い始めたからなのである。しかも、これは始まったばかりで、ますます加速されていくのである。

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 農業資材が値上りをした分だけ、商品の価格は上がると思いますか。上がるわけがない。その理由も簡単である。日本もそうであったように化学肥料と農薬を使えば生産量は一時的に飛躍的に増大する。安い生産物ドドンドン外国から入ってくる。労働力も安い。価格は上がるわけがない

 「え〜!だって健康に注意をして高くても欲しいという人がいるでしょう。」そういう人はいるよね。でもそういう人は頭も良くてお金もあって味覚もしっかりしている。価値のないものはすぐにわかる。そういう人が好む作物を作るにはハードルがメチャ高いのである。

 大多数はとにかく安くて、そこそこ旨ければいい人達が97%である。これじゃ生産者は泣くに泣けない。もっとも恐いことがある。それはスピードである。たぶん皆さんの予測をはるかに超えるスピードになる。アッという間に大津波に飲みこまれかねない。

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 「若い時から農業を一筋に精と魂を傾けてやってきた結果がこの結果か・・・」落胆しないでほしい。世界中でたった一人で生かされているわけではないので65億人も人間がいる限り、必ず出くわす問題なのである。

 この問題を解決しようというのではない。状況は状況、問題は問題として、どうすればこの問題に振り回されずに農業経営がやっていけるかということが大切なのである。

 このテーマを掘り下げることで、いままでとはまったく違った視点で農業が見直しできるはずである。

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