わずか8年で年商10億円の農業法人はなぜ成功をしたのか!

わずか8年で年商10億円の農業法人はなぜ成功をしたのか!

玄米アミノ酸 長野県御代田町にトップリバーという農業法人がある。レタス事業の栽培をしている。2000年に創業して8年で11億円を売上げるまでになった。栽培面積は5ヘクタールほどである。


社長の嶋崎さんは農業の素人である。農業経験はない。そして現在も現場には出ない。

 「え!それでどうやって11億円も売上げたの…」不思議でしょう。だから取上げたのである。農業は栽培だけが仕事ではないのである。

 嶋崎さんは大手の菓子メーカーに勤務していた。奥さんの実家が青果の仲卸をしていたが、後継者がなく嶋崎さんが家業を相続することになった。しかし商売がうまくいかない。野菜が思うように集まらない。それなら自分で栽培をしてみようと思いついた。地元の人を集めて借地して栽培を始めた。ところがやる気がない。収量も少なくて赤字だった。そこで一転して都会のサラリーマンに募集をかけてみた。これが大当りになった。凄い人材が集まってきた。東大卒、大手証券マン、製薬会社勤務などである。しかも地元で仕事にあふれた人のようにやらされているのではなく、自分から進んで仕事をしてくれる人達だった。

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 事業は2年目から軌道に乗り始めた。嶋崎さんの大成功を学習したいと全国から研修に来るようになった。ところが同じように成功をした人は誰もいない。なぜだろうか。今回はこれがテーマなのである。

 二つの面から見るとわかりやすい。経営と現場管理である。みなさんから見てわかりやすいように現場の方から話をしてみる。農業をやりたい希望者は3ヶ月の研修を経て正社員になる。基本給、住宅手当、健康保険、ボーナスまで出る。生活が保障される。

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 現場の仕事は契約農家のプロに教えてもらう。契約農家とは嶋崎さんが自分で生産をする他に買付けをする生産者のことである。経験年数は30年?40年もある。すべてを知っている。仕事は分業制である。34名の社員を5組に分けて栽培担当地区を決める。各班に場長がいて、その人が毎日の仕事の割振りをする。暇はない。楽でもない。朝4時に仕事が始まり終るのは夜の7時〜8時である。それでもやりがいがあるというのである。自分の判断で仕事ができるのが楽しいというのである。

 サラリーマンがいやになったとか、自然が好きとか田舎への憧れという人はまったく物にならないのである。組織自体がチームプレーだから、考えの甘い人が一人でもいたらうまくいかなくなる。「田舎でのんびり農業でも…」なんて大きな勘違いである。正社員として給料をもらうということはそういうことなのである。チームに一番の目的がある。目標とする収穫の箱数を達成することである。収穫できる分だけでOKではない。ノルマがある。それでも農業が楽しいというのである。みなさんは信じられるだろうか。

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 次に経営の話である。嶋崎さんは経営でもっとも大切なことは利益を出すことであるという。もっともなことである。給料を支払うということは利益がなくて出せる
わけがない。そこで利益を生む仕組みというのを考えた。?農業法人の会社にする。?農地はレンタルをして借りる。借りた農地で野菜を栽培する。?企業とは直接取引
をする。年間契約をする。?社員は都会から優秀なホワイトカラーを集める。農業経験は必要がない。?本人が希望をすれば3年?6年で農業の独立を認める。これが
利益を生む儲かる仕組みなのである。

 特に大きなポイントは市場?農協?卸という既存の流通ルートを使わないところにある。トップリバーは現在50社と契約栽培をしている。大手外食チェーン店や大手量販店を中心にサイゼリヤ、紀ノ国屋など誰も知っている大手企業ばかりである。

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 大手との取引きになると欠品は絶対に許されない。もの凄い損害賠償が請求される。それは契約の条項の中にも書いてある。だから一日の収量と出荷がもの凄く大切になるのである。ここで気になることがあると思う。「社長の嶋崎さんはどうしているの…」何をしていると思いますか?新しい販路の開拓とお客様の要望を聞くのが仕事なのである。お客様の要望を聞いて現場に伝える。この仕組みがあるからこそ、年間契約もしてくれて売上げも確保できる。

 もし天候不順で商品が届けられなかったらどうするのか。2倍でも3倍でも買ってきて届けるそうである。

 いままでの話を聞いて「なるほど…」と納得の行く人は相当の人である。

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 トップリバーの嶋崎さんがなぜ経営に成功したのかわかっただろうか。現場にまったく出なくても農業は素人でも栽培ができる理由がわかっただろうか。栽培と経営は最初からまったく異なる技術なのである。経営は人・物・金のコントロール。栽培は土・水・空気である。嶋崎さんの優れているところは、自分の強みである販売に徹して経営をしたところにある。弱点はそれをやりたいと強く思っている人に声をかけて補ってもらった。嶋崎さんの経営を学習して成功しない理由は仕組にある。これは簡単にできない。学習をしただけでは無理である。お金も時間もかかる。それがわかる人がほとんどいないということなのである。

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