4年連続日本一の米はなぜできたのか!

4年連続日本一の米はなぜできたのか!

玄米アミノ酸 山形県高畠町に「遠藤五一さん」という生産者がいる。4年連続で日本で一番おいしい米を作った生産者である。旨味、粘り、ツヤの総合バランスで判定される。競争が激しく厳しい審査の中で4年間も一位を続けられることは並みではない。
 遠藤さんは何か特別な事をしていたかというとそうではないのである。基本に忠実にていねいな仕事をしているだけなのである。たぶん誰でもできることなのだと思う。


 遠藤さんは「上和田有機生産組合」というグループに所属して生産している。このグループは無農薬、無化学肥料で生産をしている仲間である。農薬と化成にたよらない栽培方法は勇気がないとできないというのである。始めたきっかけは農薬による健康被害を遠藤さん自身が受けたことである。加害者であり被害者であることに気がついた。遠藤さんの有機農法はざっと次のような方法で行なわれる。

 種もみは湯通法という方法で自然に湧き出る温水に20日間漬け込みをする。漬け込み時間を間違うと芽が出ないそうである。
 4月には天然鉱石を畑に投入する。除草は昔ながらのアメンボを使い、手押しで行なう。それも1回ではない。1ヵ月半かけて5回もくり返す。それでも草は残る。もっとも手強いのはコナギという稲よりも強い草である。これを一本、一本手で抜き取る。夏の炎天下に40日かかるそうである。

玄米アミノ酸
 一本、一本抜き取ることで土の中に酸素が入っていくというのである。すべての作業は10年間克明に記録される。記録することで植物と土壌の状態が手に取るようにわかり、適期を逃さないようにすることができるようになる。害虫対策は木酢液の散布と天敵虫によって行なうのだそうだ。カメムシにも天敵がいて、これを活用することで自然のバランスを保つことができる。

玄米アミノ酸
 収量は10アールで8俵をメドとして無理をしない。無理をすると食味が落ちるからである。
 遠藤さんの米は通常の4倍の価格がつく。そうすると普通は何もしなくなる。遠藤さんはそこが違うのである。収穫が終るとスーツに着替えて全国に販売に出かける。いままでの得意先まわりだったり新規の開拓だったりする。そこで売っている人、食べている人の評価を聞く。

「他人が評価して初めて正しい評価」とあくまでも自分に厳しい。その結果新米より昨年米が旨いと評されるまでになったのである。遠藤さんは収穫後の秋肥えをもっとも大切にしている。私達が毎月学習している農業とほぼ同じと言っていい。基本は変わらないのである。上和田有機米は「いのちを耕す日々」という記録映画がある。たぶんDVDもあると思う。興味のある方は問合せをしてはどうか。もの凄い参考になると思う。

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