生体の不思議!病害耐性や虫害耐性はどこから生まれてくるのか!

生体の不思議!病害耐性や虫害耐性はどこから生まれてくるのか!

玄米アミノ酸 植物には病害耐性、虫害耐性というのがある。人間で言えば免疫能力みたいなものである。その最先端の技術が遺伝子の組み換えである。遺伝子の組み換えというのがどうして行なわれるのか知っているよね。害虫がある種の微生物を食べると死ぬことから遺伝子の組み換えが始まる。害虫が食べると死ぬ微生物の遺伝子を植物の苗に組み込むのである。そうすると害虫はその植物に寄りつかなくなる。これが遺伝子の組み換えである。


 現在、問題になっているのは安全性である。「害虫が死ぬわけだから人間にも大きな害があるよね。」と不安になっているのである。

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 安全性については消費者と生産者が判断することだから、ここで取り上げることではない。注目してほしいのは生体の変化である。遺伝子の組み換えができるという事実である。ここに未来への大きな可能性が隠れている。
 人間でも再生医療というのが未来の医学といわれている。失った細胞や臓器が復元できるというものである。京都大学の教授が人間の皮膚からあらゆる細胞ができると発表した結果は世界に衝撃を与えた。

 品種改良というのはある意味で生体の変化を利用した遺伝子の組み換えである。これは稲の歴史が証明している。寒さに強い。風に強い。糖熟する時間をずらす。互いの長所を組み合わせる。このことでおいしい米を大量に生産する技術を作り上げてきた。

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 アメリカで盛んに行なわれている遺伝子の組み換えはどれくらいの効果があるのか。これは案外知られていない。わずか10%である。大規模生産をすると、この数字は大きい。しかもトウモロコシは全体の80%が遺伝子の組み換え、大豆にいたっては92%が遺伝子の組み換えで生産されている。もし、遺伝子の組み換えをしないものがほしいとなると特別栽培になる。特別の料金を出さなくてはいけなくなる。金持ちの時にはいいが貧乏ではできないことである。日本人固有のわがままな自分よがりの安全性も今のうちだけになるような気がする。

 遺伝子組み換えをして10%の増産がある。それなら玄米アミノ酸ぼかしで土壌改良をして玄米アミノ酸液体で光合成を促進させたらどれくらいの増産になるだろうか。50%の増産は初期段階で、100%の増産も可能になる。

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 病害耐性も虫害耐性も実は永遠のテーマである。終わることはない。人類は常に食べるために原種を改良して環境適性を高めている。さらに改良して病気に強い、虫害に強い品種を作り続けているわけである。その品種改良の能力をさらに生かすには土壌の微生物を豊かにし、酸素を多くして、根の張りをよくし、充分な水分を吸収して枝葉をしっかりと伸ばし、肉厚の葉をつくり、光合成を促進させる。そうすると品種改良で10%、土壌改良で50%、光合成で10%と合計70%は誰でも増産できるようになる。

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 もっと詳しく話をすると病害耐性ではカルシウムが大きなキーワードになる。生体が環境適応をしていくために、カルシウムはもっとも必要とされる栄養分なのである。これは葉の表面のクチクラ層がペクチン酸カルシウムで構成されていることでも証明される。植物が外敵から防御するために使う武器がカルシウムということになるのである。しかし、カルシウムは与えれば吸収されるとは限らない。アンモニア濃度が濃すぎては吸収できない。カリが多すぎては吸収できない。チッソ量が多くてもダメ。水分が過剰すぎても吸収できない。光が弱くて葉が薄いと吸収が悪くなる。下葉が茂っていて光の透過が悪くなると吸収できない。実に微妙なバランスの上にカルシウムの吸収が仕組まれている。

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 作毎に石灰を入れなさいという指導はよく受けると思うが条件が整理されないと石灰(カルシウム)はあっても吸収されないのである。病害耐性には役に立っていないことになる。無駄なお金を使っているということになるのである。

 ではどれくらいが理想なのか。ここが問題なのである。今までのクセとして何をどれくらい与えれば大丈夫という頭がある。それは違うのである。カルシウムを与えるというのは補助なのである。主は苗に病気がなく元気で順調に成長して生理活性がスムーズにいき、根が張って植物が自然な状態で元気なことである。肥料も多すぎずバランスがとれている。若干不足していると思われる分だけカルシウムを補う。これが病害耐性のもっとも強い姿なのである。

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 虫害耐性も同じである。まずは元気な植物を作ることを念頭に置くことである。その上で害虫の生態を知る。害虫が食べる作物は決まっている。卵を産む時期も決まっている。卵を産みつける場所も決まっている。羽化するまでの期間も決まっている。すべてわかっているとしたら逆算をして予防して撃退するだけである。害虫の生態を知ることと観察眼が重要になってくる。成虫がどれくらい飛んでいて、それからどういう行動をとるかである。

 植物が元気であれば農薬に耐えられる力もあるし害虫にやられても復活する力がある。しかし、弱ければ多少のダメージで大きな被害になる。生体というのはほんとうに凄いものである。あらゆる変化に対応していく力を秘めている。バランスを崩すとアッという間に生命力を失ってしまう。生体の不思議である。

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