処分に困る規格外農産を売ってくれる会社がある!

処分に困る規格外農産を売ってくれる会社がある!

玄米アミノ酸 日本の農業を元気にするシリーズ最終回である。気がついてほしいことがある。
3回のシリーズに共通したことはいままでのやり方とはまったく違うやり方をしているということである。
誰もやらなかったやり方をしているということなのである。自分勝手に誰もやらないことをやればいいというわけではない。


みんながやってみたいと思いながらどうやっていいのかわからないことを具体的にやったのである。潜在的に大きな必要性があったということなのである。

 誰もやれないことを具体的にするには思いつきではダメなのである。かなり学習をする必要がある。

 新しいビジネスモデルがヒットする背景には新しい技術があるからである。新しい技術なくして新しい流通は誕生しない。一回目のトップリバーは都会のサラリーマンの転職がキーワードだった。2回目のみやじ豚はインターネットの情報公開だった。そして3回目はインターネットを通して安心安全の作物を供給する会社である。しかもみなさんが一番困っている規格外商品を見事に流通しているのである。アプローチが変わるというのは凄いことだよね。「規格外を売ってくれる会社なんて聞いたことがない。どこにあるというのか…」そうだよね。規格外は価格が安いどころではない。ヘタをすると処分をするのにお金がかかるシロモノなのである。もしこれがお金になったらとどれだけ泣かされてきたことだろうか。

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 と言ってもすべての規格外がOKというわけではない。味がよくて安心・安全が保障されている作物に限るのである。農家の泣き所をお金にしてくれた会社の名前は「オイシックス」である。以前ニュースレターでご紹介したことがある。記憶に残っている人もいると思う。そのオイシックスが進化を続けているのである。

 「もったいないコーナー」というのを作って不揃いの規格外販売に成功した。なんとマッシュルームの石突きまで商品にしてしまったのである。生産者もびっくり仰天なのである。価格は通常品より30%安で売られている。「え!わずか30%安だって…?(絶句)私達の規格外は1/10〜1/20なのにケタが違う…」ここが盲点なのである。生産者の方が売り方を知らないばっかりで不当に買いたたかれているのである。現実には商品価値はそれほど低くはないのである。

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 オイシックスが消費者の支持を得ている理由は明確である。それは「味」である。みやじ豚もそうだった。これはいままでの流通の常識である形・大きさ・色の規格では評価されなかった部分である。消費者がほんとうに求めているのはおいしい味である。規格は流通する側にとって都合のいい形態にすぎない。味がいいなら他はどうでもいいというわけではない。味にもオイシックス独自の基準を作っている。食品監査委員会という第三者の確認機関を作り生産物を検証している。お客様に不安が発生しないような仕組みを作っているのである。

 最近始めたことがある。農家オブザイヤーの制度を作ったのである。毎年、最優秀の農家を表彰する。表彰することで生産者のモチベーション(やる気)が上る。消費者にわかりやすくなる。表彰される理由がある。他の生産者とは違ったやり方をしているのである。これは生産物を売る場合の大きなセールスポイントになる。生産物のキャッチコピーと生産者のストーリーが出来る。そうするとますます生産された農産物の人気が高まるという仕組みになっている。ファンが定着するようになる。

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 現在、オイシックスとの取引農家は1000軒を超える。売上高は2008年で65億円にもなる。90%が女性客である。最初はお試しで少しだけ買うお客様が多い。食べてみる。旨い。そうすると定期的に欲しいとなる。最初に購入された方の半分は定期的に購入されるようになるそうである。

 これは凄いことである。一般のスーパーではあり得ない。近くにスーパーがあるから買いに行くだけである。野菜であれば何でもいい。ところがオイシックスは生産者指定、生産物指定である。だから買うのである。違いがわかるだろうか。

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 そうするとオイシックスの命は優秀な生産者がどれだけ集められるかということになってくる。生産者の発掘が生命線になるのである。優秀な生産者ならいくらでも欲しいのが本音だろうと思う。

 実はこれはオイシックスに限らない。契約栽培を依頼しているスーパーマーケットも同じである。これからの農業は「規格は味」だということになるのである。それが証拠に市場離れが激しく農協離れも止まらない。昔のままの規格にこだわっているからである。

玄米アミノ酸 質より量という時代は終ったのである。農薬を使っても、化学肥料だけで作っても形と大きさと色があれば売れるという時代も終ったのである。オイシックスがこの盲点をついて成功したが、これからもこういう会社は続出するだろう。時代の要請だからである。

 日本の農業はこのようにして大きく変化をしていく。その根本的なエネルギーはお客様の要望である。お客様の満足度がすべての商品の基本なのである。ここだけはこれからも変化をしない、不変のものである。

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