「糖度を上げる」「色づきをよくする」「日持ちがする」果樹を作るための暑さ対策!

「糖度を上げる」「色づきをよくする」「日持ちがする」果樹を作るための暑さ対策!

玄米アミノ酸 過去にも果樹の問題点を指摘した。気温の上昇が果樹に大きな影響を与えているというものだった。ニュースレターを保存されている方はもう一度読み直してほしい。


春の開花は終わり、サクランボやモモは収穫期に入った。メロンやスイカは最盛期である。温暖化の影響が実感できる時期が来たのである。

 気温の変化に対する対応の仕方で収量も品質も段違いの差が出てしまう状況になったのである。いままで通りにやっていたのでは痛い目に会うだけになってしまう。

 問題点をもう一度、整理をしてみよう。気温の上昇により、夏場の温度は高く、夜になっても温度が下がらない。そのために、(1)色づきが悪い、(2)日持ちがしない、(3)果実が肥大化する、(4)糖と酸のバランスが悪い、(5)糖がのらないというものだった。果樹にとってはどれもこれも都合が悪いものばかりである。特に色づきが悪いのと果実の肥大化は見た目の商品価値を大きく下げてしまうことになる。

 このための対策はどうしたら、よいだろうか。言っておくが簡単に結果が出ると思わないでほしい。極端に言えば北海道でマンゴーを育ててみろと言っていることと同じなのである。

 (1)糖がのらないからと言って化成や有機肥料の投入はまるで勘違いである。ますます日持ちがしなくなる。病気も多発する。その理由は気温が上昇しているわけだから分解も早く効力も早いということである。果樹はチッソ成分が多すぎて良いことはまったくない。追肥は玄米アミノ酸ぼかし程度にした方が問題の発生を低くおさえることができる。

玄米アミノ酸
 (2)夜温を下げるための方法はなかなかむずかしい。方法としては夕方に葉面散布する方法がある。光合成が目的ではない。夜温を下げるためである。真夏日が続いたらやってみたらどうだろうか。人間でもそうだが暑い夏に水風呂に入るとスーとして気持ちがいい。果樹にしてみたら夜温が下がったと感じることができるのではないだろうか。この場合も玄米アミノ酸の液体は2000倍〜3000倍に希釈して使ってほしい。静電気を取ったり、浸透をよくする働きがあるので確実に効果はアップすると思う。また、真夏日の対策として遮光ネットも検討した方がいいと思う。

玄米アミノ酸 (3)もっとも大切な根圏であるが、この対策はしっかりやってほしいのである。温度が上昇すれば人間でも息苦しく酸素欠乏になる。暖気はたえず上昇して酸素を奪うからである。土壌の環境はどうなるだろうか。地温というのは温度変化が少ないというけれども、外気温には影響される。夏場であれば地下20cmでも25℃〜26℃にもなるのである。根圏の周辺ですら夏日になってしまうのである。もちろん酸素不足になる。そうすると白モンパの大発生である。モンパ病に悩んでいる人はこのパターンをよく観察してほしいのである。モンパ病にやられる場所には共通点が必ずある。排水が悪いとか土が硬いとか根が密集しているとか、肥料が腐りやすいとか、必ず共通しているパターンがある。これを是非つかまえてほしいのである。原因がわかれば対策もできる。

 果樹の生命はなんと言っても根圏である。根圏がしっかりしていれば、ある程度のことには対応できるのである。

 特に大切なのは吸収根である。吸収根に力がなくなると樹勢が弱くなる。葉の数も少なくなる。葉の厚さが薄くなる。水分を吸い上げる力がなくなるわけだから当然である。病害も多発する。根圏の元気は一番必要なのである。そのためには酸素の供給である。土壌に膨軟性があり微生物が豊富なことである。これを確保するには玄米アミノ酸のぼかし投入がいい。さらに工夫して天然ミネラル鉱石を少し多めにまぜるとか、醗酵ニームケイクをまぜるとかすると根圏は元気になる。

玄米アミノ酸 Y果栽培は密植をするので隣の根とからみ合いやすい。風通しをよくするためにも隣の樹との間隔はあけた方がいいと思う。収量を考えると痛いけれども品質の良いものが作れなかったら元も子もない。

 果物は作りづらいことばかり言っているようだけれども秋・冬作のものは作りにくい。しかし、春・夏作は作りやすくなるのである。作りづらいのはリンゴ・柿・栗・梨・ぶどう・みかん・桃なのである。作りやすくなるのはマンゴー・パパイヤ・パイン・メロン・スイカなどである。原産が南方系のものは当然ながら暑さに対して最初から適応力がある。だが問題がないわけでもない。それは肥料である。寒い所で南方のものを作るわけだから、肥料は多めにやるというのが常識になっている。これをそのまま続けていると肥料過多になる。陽差しも強い。元肥はできるだけ少なめにする。チッソ量で7?〜8?程度(10アール)、葉面散布を集中してやるようにする。光合成が楽にできるようになってくるのである。強い陽差しを逆に利用するのである。葉から栄養を吸収して根を作る。このサイクルにする。もちろん玄米アミノ酸は必需品である。

玄米アミノ酸
 これも4月号に書いてあるけれども影響が大きいのは東北・北陸・北海道である。もともと暖かい地域は影響は比較的少ないと考えていい。と言っても毎年、気温が上昇していけば注意は必要である。温暖化することによって何がどう変化して、どんな注意が必要になってくるのか、7月は観察眼を鋭くして記録を取ってほしいと思う。秋以降の対策もまったく変わってくるからである。

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