戦前の家畜糞ドッサリの有機農法と現代の有機農法はどこが違うのか!

戦前の家畜糞ドッサリの有機農法と現代の有機農法はどこが違うのか!

玄米アミノ酸 直売所に人気が出るようになって農業のやり方が大きく変化しようとしている。化学肥料と農薬で量を作ればいいという農業から旨味や品質を重視した農法に変化しようとしているのである。生産者の名前が出るようになって、お客様が指名買いをするようになった。お客様の存在という力は凄いものがある。

 旨い物を作るなら有機農法だという考えは誰にでもあると思う。有機肥料さえ投入すれば旨いものができると勘違いをしていないだろうか。

 化学肥料や農薬は作ったメーカーがある程度の指導をする。使用基準というのがある。使用基準を超えてしまうと、その害もわかりやすく作物に出てくる。これは使いすぎだと誰でもわかる。

玄米アミノ酸 ところが有機肥料となると、この基準は実に漠然としてくる。人によってまったく違う。多く投入する方は10アールに10tも入れることも珍しくない。玄米アミノ酸のぼかしだけを使用している方は10アールに200kgである。その差9t800kg。この量をどう思うか。生産者の頭の中には肥料をたくさん投入すると量が多く取れるという間違った先入観がある。肥料を多く入れたとしても植物の方には吸収できる限界というのがある。チッソ分で5?〜6?(10アール)が限界なのである。例えば有機肥料を10t入れたからと言って、背丈が3倍にもなったという話は聞いたことがあるだろうか。そんな植物があるとしたら是非とも見に行きたいものである。あるわけがない。

 問題は使われなかった肥料分にある。そのまま土壌に残るのである。ただ残るだけならいい。いろいろ悪影響が出てくる。病害虫の原因になる。チッソというのは生物である。時間が経過すると腐敗する。チッソ酸化物になる。それを目あてにして病虫害が発生する。吸汁性の害虫はすべてこの類だと思っていい。コナジラミ、カメムシ、ダニ。そして湿気を含むとカビの温床になる。夏のうどん粉、べと病、白モンパ。こういう環境になるとウイルスは媒介しやすくなる。環境が悪くなっているからである。土に悪臭がある。空気が汚れている。湿度が多い。ウイルスはこういう環境になると活動しやすくなる。そうするとモザイク病、オウカハマキなどが出てくる。

玄米アミノ酸 土の中でも異変が起こる。土の中はチッソ過多だけでなく、すべての栄養過多状態になる。栄養はすべて生物である。腐る。腐るとそれを目あてに害虫が出てくる。セン虫、ヨトウ虫、そして根コブもこの関連に入る。

 肥料を入れるほどに良くなるのではなく、悪くなるのである。農業の歴史をよく考えてほしい。戦前はすべて有機農法だった。わずか60年前である。その時代に農業者は何人いたと思うか。国民の大半は農業をしていたのである。そして肥料は主に家畜の糞であった。その結果もわかっていると思う。それでも食料は不足していたのである。広い土地を求めて満蒙開拓団の悲惨な話は昔の事ではないのである。私はこれを「原始的有機農法」と呼びたいのである。

玄米アミノ酸 原始的な有機農法で幸福に暮した人は誰もいないのである。人口も大幅に増えて豊食になった現代では通用しない農法なのだ。ところが何を勘違いしているのか昔の惨状を極めた有機農法に逆戻りを平気でする人が実に多いのである。それこそ愚の骨頂である。病虫害にやられるのは当たり前なのである。収量が出ないのも当り前なのである。世の中にはさまざまな有機農法と称するものがあるが、その多くは、この原始的有機農法の範囲を出ていないのである。どれがいいとか悪いとかなどと批判しているのではまったくない。

玄米アミノ酸 有機農法をやる基本というのがある。これが酸素と水と微生物なのである。このバランスさえ保っていれば植物は育つのである。それはどうしてそうなのかと言うと自然の山野に育っている植物は酸素と水と微生物によって生育しているからなのである。

 この状態が植物のもっとも強い状態であることをいつの時も忘れてはいけないと思う。上手くいかないとしたら、この何かに問題があるのである。「そんなの旨いものができるわけない…」もう一度聞くが肥料をたくさん入れた人の作物は旨いといえるのだろうか。硝酸態のチッソが多すぎて苦い、少しも旨くないのである。それよりも玄米アミノ酸のぼかしと玄米アミノ酸の液体だけで作った方がはるかに旨いものができる。成長がいい、土も壊れない、形もいい、糖度ものる。これはどういう事なのか。より自然の状態に近いということではないだろうか。

 有機農法といっても人間の都合で考える原始的有機農法ではダメだという結論はすでに出ているのである。

玄米アミノ酸 これからの有機農法は植物の生理に一致したものでないと成功しない。植物の立場でもっともベストな環境づくりをするのである。それが病虫害にも強く、収穫も落とさず、品質がよく旨いものをつくるコツなのである。このテーマはこれからの最重要テーマである。継続して情報をお伝えしたいと思っている。

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