イスラエルで開発された「光コントロール」の技術が日本の農業を大きく変える!

イスラエルで開発された「光コントロール」の技術が日本の農業を大きく変える!

玄米アミノ酸 イスラエルは農業大国である。砂漠の国でありながらヨーロッパへの輸出額は桁外れに大きい。農業という産業で自立して利益を出している世界唯一の国である。それ以外はどの国も補助金で農業を支えている。イスラエルが自立した農業で利益を出している理由は技術力である。


その一番いい例が点滴チューブである。根はわずかの水分さえあれば充分に生命を育てることがわかったのである。その結果、水に恵まれないイスラエルでも他国がびっくりするような生産性をあげることができた。特に花はヨーロッパで使われる殆どがイスラエルからの輸出である。

 そのイスラエルが光に注目を始めた。この農業技術をいち早く発見したのが関先生である。関先生は毎年イスラエルの農業視察に出向いている。日本はいままでアメリカの農業を手本にしてきた。北海道がそうであり、秋田の大潟村がそうである。長野県の高原もそうである。大規模な生産をすれば農業は利益が出ると考えたのである。一時的に成功したかに見えたが束の間の夢だった。最近では有明の埋め立てが大失敗に終わったのである。狭い日本でアメリカのマネをしようとしたこと自体に無理があった。そのアメリカでも地下水が不足して大規模生産がピンチになっている。

玄米アミノ酸 イスラエルはまったく違う。狭い国土、少ない水と肥料、それでも世界トップの農業生産国なのである。どちらが日本の手本となるかは明らかである。アメリカではなくイスラエルなのである。

 イスラエルの新しい技術がなぜ光なのかは昨年の夏を考えれば理解できると思う。9月の猛暑日どころか10月になっても30℃を超えるという異常さである。気温が高いだけでなく光の強さが少しも弱くならない。この光をコントロールしたらどうなるだろうかと考えたのである。

玄米アミノ酸 日本でも現在、大流行の植物工場で光が注目されている。玉川大学の渡辺教授はLEDの光をコントロールすることで野菜のミネラルが10倍になることを実証している。イチゴの糖度も5倍になるそうである。これは植物工場の話である。工場を作らないことには栽培ができない。いままでのほ場では、まったく利用できない技術である。しかし、イスラエルのユダヤ人はそんな馬鹿な考えはしない。日本の植物工場は誰が設備を作るのか、とんでもないお金がかかる。実用性にはあまりにもかけ離れて遠い話なのである。

玄米アミノ酸 日本の農業研究は常に現場無視である。自分達の好きな研究をやっていればいいのである。生産者のことも国の将来も何も考えていない。そこに税金がつぎ込まれる。何か変だと思う。イスラエルのユダヤ人はいますぐに誰でも使える技術を開発する。温暖化は日本だけではない。世界中がどこでも強い光を受けるようになったのである。特にオーストラリアは紫外線が強くなり皮膚癌が急増している。作物も強い光を受けると硬くなりやわらかさがない。小麦でもそうである。寒暖の差で糖熟する。暑いばかりだと糖が作られず、旨くないのである。

 日本でも玉露は光をコントロールする遮光ネットで作られる。遮光することで甘味とアミノ酸が増えることを利用したのである。

玄米アミノ酸 イスラエルのユダヤ人はこれをさらに進化させた遮光ネットを作った。日本では黒だけの色が何種類もある。LEDの光を遮光ネットに置き換えたのである。「それはわかるけどそれがどうしたというの…」まだピンとこないと思う。果樹で考えてみてほしい。糖度が出ない、色がのらない、大きくなりすぎ、日持ちがしないという悩みは増えている。これは何が原因かわかるだろうか。一番の大きな原因は光なのである。光の強さなのである。それをコントロールする方法がいままでまったく無かった。あったとしても樹の下にシルバーのシートを置いて光を反射させて色づきを良くする程度でしかなかった。そうではなく太陽から降り注がれる光そのものを遮光ネットでコントロールしてしまおうという考えなのである。

 果菜類を考えてほしい。トマト、ナス、キュウリ、ピーマン、そしてウリ科のものを考えてほしい。すべて夏野菜と果物である。遮光ネットを使うことで収量が違ってくる。収穫できる期が違ってくる。糖度が違ってくる。夏は品物が無くなって高くなる、その時も出荷ができる。

玄米アミノ酸 メリットはまだある。害虫を大幅に減らすことができる。害虫はなんと光に対する反応がもの凄く強いのである。害虫が嫌がる光を使えば害虫は来なくなる。害虫とのイタチごっこからようやく抜け出せることになる。スリップス、ヨトウ、コナジラミなど多くが光に反応している。つまり、遮光ネットを使うことで農薬が減り、害虫が減り、糖度が上がり、品質が上がり、収量が増える。ウソみたいな話である。

 この商品を開発した会社は「ポリサックインダストリー」というイスラエルのガザ地区にある会社である。関先生はこの会社と面識があり新しい技術で農業の未来を開いていこうとしている。

 それにしても日本の農学者と農水省の役人はいかに頭だけの人間であることかと同じ日本人ながら、嘆きたくなるのは私だけだろうか。

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