今夏の猛暑日の連続は農業にどう影響したのか!危機に直面する日本農業の実体とは…

今夏の猛暑日の連続は農業にどう影響したのか!危機に直面する日本農業の実体とは…

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 今年の夏は日本の平均で1.4℃上昇した。なんだ、たったの1.4℃かと思ったら大間違いである。限界が2℃と言われている。限界上昇温度に近づいているということである。さらに心配されるのは深海の温度上昇である。海は地球の温度調節をしている。暖気を海水が取り込んで冷やしているのである。それができにくくなったということは、さらに温度が上昇して異常気象は激しく、大きくぶれるということである。

 今年の夏は7月に入るとすぐに猛暑日になった。8月も暑かった。ゲリラ豪雨もひどかった。雨も降らないような所で集中豪雨である。この異常気象は農業に対して、どのような変化を起こしているのだろうか。
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 今までないような大きな変化が出ている。何から話をしていいか分からないほどである。今までの常識が常識でなくなった。その原因は二つある。四季の大きな変化と猛烈な暑さ、酷暑である。四季は冬に始まる。春は三寒四温で少しずつ暖かくなっていく。5月で初夏になる。梅雨になる。7月下旬で梅雨が明ける。8月の盆過ぎになると涼しい風が吹くようになる。秋雨が降り、霜が降りる。これが四季だった。それが春と秋が極端に短くなってしまった。夏が長くなり熱帯性気候に変化した。冬は豪雪。一番影響を受けるのはジャポニカ米である。品質の大幅な低下は避けられない。寒暖の差がなく糖熟しないのである。白くにごったままになる。おいしくない。分かりやすくいうと未熟米である。

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 特にひどいのが水耕栽培である。これは酷暑の結果がものの見事に悪影響として出ている。それは藻である。藻というと緑色のきれいなものを連想するだろう。藻がどこにできるかというと、パイプの中である。黒い色をしたヘドロのようなもので臭気が強い。これが、びっしりパイプの中にへばりつくように生えてくる。すべて嫌気性の藻である。パイプの中を通る水はただの水ではない。栄養が豊かな水である。これが高温で温められる。夜温も下がらない。藻が急速に繁殖する。藻が出ると酸素を急速に奪う。酸素の少ない水になる。根腐れが出る。葉ネギなどは一晩でダメになることも珍しいことではない。

 これは昨年までには見られなかったことである。藻の掃除をすれば、何とか持ちこたえることができた。水に含まれる微生物が働いていたとも言える。

 それが今年は掃除しても、すぐに藻が出てくる。お手上げなのである。これは水耕、ロックウール、ココピートなどいずれも同じと言える。「それは水耕でしょう。私は土耕だから関係ない…」同じ現象が土耕でも多く見られるのである。「土耕にはパイプがない」それはそうである。水耕の話をしたのは分かりやすいからである。高温になると、植物の呼吸量が多くなり老廃物を多く吐き出すようになる。肥料の吸収量は落ちる。パイプの中は老廃物と肥料で富栄養になる。少ない酸素はさらに少なくなる。藻は取っても、すぐに出てくるようになる。土耕での問題はフザリウムの問題である。悪玉菌である。土の中は善玉菌と悪玉菌が常に対抗して、せめぎ合っている。土の表面温度が40℃~50℃になったらどうなるか。悪玉菌の大繁殖である。

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 フザリウムは別名、「糸状菌」である。糸でわかるようにセンチュウのようなものである。日本の農業は化成肥料と農薬で生産しなさいというのが基本になっている。これを長年継続した結果、土には微生物が激減してしまったのである。そこへ、この暑さである。土壌病害は多発する。特に大型産地が危うい。レタス、キュウリ、ナス、ショウガ、大根、キャベツ、白菜、人参等、大規模に作付けするものほど、土壌病害が出やすくなっている。化成肥料で果樹を作っているところも同じである。高温障害だけではなく、黒星病などが例年になく多く出ている。連作障害もひどい。悪玉菌しかいない所へ作付けをするわけだから障害は出て当然である。

 気温が上昇すると、なぜ悪玉菌が増えてしまうのか。もちろん酸素が欠乏するということもある。植物の呼吸量が増えて老廃物を多く出すということもある。一番の原因は善玉菌微生物の不足である。それはバナナで実証済みである。バナナの連作でパナマ病が出て、大打撃になっている。パナマ病の原因はフザリウムである。温度が高くなると活発になる。

 この対策はどうしたらいいのだろうか。それは簡単ではない。まず被害が大きく出ているのは化成肥料を中心にして農薬を使い栽培している所である。慣行農法をやっている生産者である。この暑さが、もし今後も数年続くとしたら、目も当てられない惨状になることは必至と言わざるを得ない。驚かしているのではない。売り物になるような生産物ができなくなる可能性がある。その代表が米である。すでに大災害は発生している。実感がないだけである。実感した時には終わってしまっているのである。技術が追い付かないのである。

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 慣行農法は限界なのである。その中で玄米アミノ酸の微生物農法だけは高温の影響をほとんど受けていない。高温になるほど善玉菌が元気になる。40℃~50℃は逆に適温なのである。玄米アミノ酸の酵素もみどりの放線菌も適温なのである。35℃前後だから葉面散布をしても効力が出せる。私たちだけが良ければ、それでいいのだろうか。日本の農業は大きな危機に直面したと言わざるを得ない。同時に世界の農業も危機に直面しているのである。

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