直売所で大人気になる「おいしい野菜」を作る方法!

直売所で大人気になる「おいしい野菜」を作る方法!

玄米アミノ酸 今年の春は経験したことのないような気象だった。春の長雨どころではない。まるで雨の国にいるようだった。そして異常低温である。一年物はともかく永年樹は大きな被害になってしまった。これが今年一年で終わらない可能性がある。


「え!オドカさないでよ、こんなのが続いたら生活できなくなっちゃうよ。」2〜3年は続くのである。その理由は北極の偏西風である。これが乱れている。一度、乱れると2年〜3年は続くと言われている。だから対策が必要なのである。アイスランドでは火山が爆発した。この影響は今年ではなく、来年と2年後に出てくる。凶作である。北極の偏西風の乱れは北半球の全部に出る。2〜3年は北半球が凶作になるという予測は簡単に成り立つ。

 そうすると野菜も穀物も高騰する。普通に収量があった方は利益がしっかり出る。さらに野菜がおいしければ人気が出て、さらに高値で売れる。こんな気候で、収量を出し、おいしい野菜を作るにはどうすればいいのだろうか。これが今回のテーマである。それには逆の話をするとわかりやすい。「まずい野菜はどうしてできるのか」である。まずい野菜の代表は輸入野菜である。まずいから安い。でも、どうして…?日本の改良された野菜の品種は肥料を要求する。外国の土地はやせている。そこに日本から持っていった種をまく。野菜は栄養不足でまずいものになる。その土地に前からある在来種というのは背が低くて形が小さい。だから肥料は少なくても育つのである。日本にある在来種も同じである。

 では日本国内ではどうして、まずい野菜ができるのか。チッソのやりすぎ、カリのやりすぎ、化成肥料の使いすぎである。硝酸態が残留して苦くなる。

 野菜には3つの栄養を吸収するタイプがある。(1)葉物は高い栄養濃度を求める。栄養成長型野菜である。肥料が切れると葉の色が黄色になったりする。

玄米アミノ酸 (2)トマト・ナス・キュウリの果菜類は二つの栄養メカニズムを持っている。体を大きくするためと花を咲かせ実をつけるためである。体を大きくさせるには元肥・花を咲かせて実をつけるには追肥である。元肥を多くやりすぎると徒長するのはこのためである。元肥は少なめ、追肥は回数多くやると、いつまでも元気でおいしい野菜になる。

 (3)根菜類も2段階の栄養吸収をする。根菜類は始めに体を作る。大根やサツマ芋はわかりやすいが細く長い体を作る。それから大きく、ふくらんでいく。根菜類は2段階で肥料を与えると、おいしい野菜になる。

 おいしい野菜ができるメカニズムは簡単である。本葉が5枚くらいまで開いたら受光体ができる。光合成ができるようになる。そして糖分をつくる。これが旨味の素。そして根からチッソを吸収してアミノ酸を体内で合成する。この二つが旨味の素になる。チッソだけでやろうとすると苦味が出てしまう。野菜は味ではなく収量が勝負と考えている人は多い。どうしてもチッソを多くやって形よく作り、味は二の次になってしまう。直売所がたくさん作られるようになって、昔の方法では通用しなくなった。おいしい野菜しか売れないようになったのである。

玄米アミノ酸 そのためには肥料の量の調節である。これが不可欠になる。少ない量でおいしい野菜を作る方法がある。動物の血を粉にした血粉、鳥の羽毛を蒸気で蒸したフェザーミール、蹄(動物の爪)を粉にしたテイカッ粉、それからゼラチン質も入っている肉骨粉である。10アールで40kg〜50kg入れる。玄米アミノ酸のぼかしにまぜて使うとさらに効果がある。玄米アミノ酸ぼかし100kgに40kgでいいと思う。これらの有機肥料は取り寄せになる。単位で売っている所は少ない。血粉なら血粉、フェザーミールならフェザーミールと指定をして取り寄せる。さらに元肥をつかうという場合には元肥は50%を減らす。肥料のやりすぎは元も子もなくす。

玄米アミノ酸 家畜糞ではなく動物性の有機肥料を上手に使うとおいしい野菜はできる。次に有機堆肥というのがある。最近流行しているといってもいい。食品の廃液を肥料にしたものである。アミノ酸分が豊富である。魚の内臓は液化したものでソリブルと呼ばれている。これは玄米アミノ酸の液体を原液で1%、20Lの原液一缶に対して200?をまぜる。効力が倍加する。灌水は10アールで1t、500倍希釈、葉面散布は1000倍希釈である。

 有機液肥を使うことで野菜の味はグッとよくなる。液体だから吸収しやすいということもある。早く栄養になるということもある。何よりも糖分を作る材料になる。糖分ができなければ旨い野菜にはならない。

玄米アミノ酸 最後においしい野菜を作るために微生物は不可欠である。微生物の働きというのは凄い。通常、吸収できないような栄養成分まで微生物を通して吸収してしまうのである。微生物は植物の根を住処にする。根圏にある栄養物を食べる。お腹の中で醗酵させる。それを分泌物として排出する。アミノ酸が豊富に含まれている。根は分泌物を吸収する。これが旨味の最大の素になる。玄米アミノ酸ぼかしをやったら最高に旨い野菜ができるのは、この為である。旨い野菜をつくるには、それなりの方法がある。牛糞や鶏糞だけではおいしい野菜は作れない。いろいろな方法を知っておくことはとても重要である。

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