根圏の栄養状態がすぐにわかる方法!植物が欲しがる栄養を瞬時に判断できる革新的方法を開発!

根圏の栄養状態がすぐにわかる方法!植物が欲しがる栄養を瞬時に判断できる革新的方法を開発!

楽して儲かる農業みーつけた
 農業はどうしてこうも無茶苦茶な業者がまかり通るのか。不思議に思ったことはないだろうか。その最大の理由は土の中が見えないことにある。どんなに馬鹿げたことでもまかり通ってしまうのである。土の中はずっと見えないものと思っている方も多いだろうと思う。そう思っている間は第六感に頼らざるを得なくなる。「えい!や!こんなもんだろう」の大雑把な栽培にならざるを得ない。その結果、うまくいく時もあれば、いかない時もある。安定的な高収量と高収入は難しくなる。

 植物だって生き物である。いつも同じ状態ではない。種をまく、芽が出る、子葉が出る、本葉が出る、樹が育つ、花が咲く、葉が繁る、実をつける。
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 状態は刻々と変化する。状態が変化するということは必要とされるものも変化するということである。動物を例にとると分かりやすい。鶏でも豚でもいい。親から生まれる。小さい。少しの食糧しか食べられない。体が大きくなる。たくさんのエサが必要になる。母親になる。子供の分まで栄養が必要になる。こういうことは植物でも発生しているのである。ところが、植物についてはどんな栄養をいつ与えればいいのか。まるで漠然としている。これを意識して栽培している生産者は限りなく少数である。すべては土の中が見えないことが起因している。そこで過乗害や過少害が発生する。病害が出てくる原因もここにある。与えた肥料がいったい土の中ではどうなっているのかということなのである。
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 こんなことは考える人もいなかった。考えても答えが出るものではなかったのである。また、これを調査するにはもの凄く高価な機械を必要とした。ただ調べるためだけに、そんなお金を使ってどうするのかという単位のお金である。土の中の調査を依頼したとしても、高額な費用がかかる。ところが技術は進歩した。わずかの金額で、土の中の状態が分かるようになったのである。そこで、今回ご紹介するわけだが、注意点がある。一つは仲間で資材を買うことである。一人でも買える金額だが、一人では比較ができない。仲間同士で買えば一人当たりの金額も安くなり、仲間の土と比較できる。二つ目は出てきたデータと現物とを比較してみることである。データと現物はどれだけギャップがあるかである。特に味と形については重要である。

 三つ目はこれは植物の栄養状態を見るもので、土全体を見るものではないということである。土壌分析ではないということである。植物の今現在の状態を見て、何が多すぎるのか、何が少なすぎるのかを判断するものである。
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 植物の栄養状態は年中チェックが必要かというとそうでもない。与えたものがどうなっているのかを知ってしまえば傾向が分かる。適正な与え方が理解できれば、それでいいということになる。だから農水省などは何よりも先に、このことを手がけるべきなのである。もっとも、それをやると困る資材業者が山ほど出るだろうから、農水省が力を入れることはないと思う。
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 土の中にある植物の今の栄養状態を知るには機械が必要である。植物の栄養は根圏の水分を調査すれば分かる。水耕栽培やロックウールは調べやすい。養分が溶けている水分を調べればいいだけである。土耕は根圏から水分を抽出しなくてはいけない。この時に必要なのが大起理化工業の「ミズトール」である。ポット用がおすすめである。金額は5千円程度である。2㏄~3㏄の水分が抽出できればOKである。注射器のような形状のものを土の中の根圏に差し込んで水分を抜き取る。早ければ30分、乾いた土でも一日もあれば取れる。水分を吸い上げたら、これを分析する。これは堀場製作所のイオンメーターがある。カリウム、カルシウム、硝酸(チッソ)、ナトリウムの4種類が計測できる。1つにつき3万8千円。4つで11万2千円である。植物の栄養状態はこの4つで充分ということである。数値はppmで出てくる。

 抜き取った水分をイオンメーターにのせるだけだから、難しいことは何もない。問題は出てきた数値をどう判断するかである。4つとも判断方法は3つだけである。①過乗なのか②適正か③過少なのかだけである。それで与えるべきものと、与えすぎてはいけないものの判断がつくということである。

 もう一回、分かりやすくまとめてみよう。今までは土の中にある根圏の栄養状態というのが、まったく分からなかった。仕方なく勘だけで対応していた。それが明確に理解できる方法が確立された。根圏の栄養状態が分かれば過不足に的確に対応できるようになる。収量も上がり、病害も少なくできる。失敗なく栽培できるということになる。これは関先生の開発された革新的な分析方法である。この分析方法を実践して、ほとんどが良好な結果が得られているそうである。

 もちろん、これは使う資材に関係ない。有機でも化学肥料でもいい。微生物でもいい。いろいろな例があるほど、どれが一番的確に植物の栄養状態を維持できているかも分かるようになる。農業では革命的な手法である。

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