異常気象で利益の出ない農業生産者が続出!その理由とは…

異常気象で利益の出ない農業生産者が続出!その理由とは…

 最近のテレビに出てくる農業の番組をよく見てほしい。出てくるテーマは二つだけである。一つは「利益が出ない、どうしよう」、もう一つは「施設水耕の新技術」である。それ以外の話題はほとんどない。
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 利益が出ないから、どうしようの話題の中心は農協である。高く売れない、手数料が高い、経費が差し引かれる、利益が出ないというものである。だから農協を通さず直販ということを考える。何を今更である。案の定、直販に行ってみた。例えば外食産業だとしよう。価格は安い。流通にも条件がいろいろつけられる。米は保冷庫付の自動車で運べとかである。

 農協には不満が山ほどあるけれども、いざ自分たちが売り出してみると売ることの難しさにすぐ直面する。その先、どうしていいのかさっぱり分からない。アドバイスをしてくれる人も会社もない。また、そういう所を探そうという努力もしない。勉強もしない。これが現実である。行き場を失ってしまった農業生産者は数えきれないほど出てきているといってもいい。もちろん、作った米がどれくらいの価値なのかなんて判断もしようがないくらいに迷走してしまっている。
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 あなた様はこの迷路の出口が見つかると思うでしょうか。次の話題は施設水耕の新技術である。これもたくさん出ている。有名大学の先生の開発したスグレ物。テレビが飛びつきたくなるような魅力がある。その実態は…。人工透析の逆浸透膜を利用して、高糖度のトマトができる。糖度が10℃以上。

 投資も坪1万7千円ぐらいからできる。これだけならいい話である。そんなに凄いのかと思う。投資コストが低いから大面積をすすめる。5千坪で8千5百万円、素人でも作れるとなったら飛びつきたくなる。300坪のハウスで17棟である。誰が管理するのか。人を信用しなければできるわけがない。その雇用する人たちはズブの素人である。言われたことしかできない。

 それ以上に問題がある。高糖度なので、水は少量しか与えない、成長が悪い、収量が出ない。だから、大面積でないとダメなのである。

 3000坪に設備して5千百万円。それを10年で償却の予定なのだそうである。10年経った頃には新しい施設が必要になる。10年持つか疑問である。これを「捕らぬ狸の皮算用」というのである。
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 生産者の手元には何も残らない。これが現実!今年あたりから、こういう話は続出するようになる。サギではない。サギではないが、知らない間にお金が消えてしまう仕組みである。ドロボウのような人が多く出てくる時代になったと考えて間違いない。

 自分を守れるのは自分だけである。心構えは必要である。相談をされたら、いつでも参考になる話だけはするつもりでいる。今年は昨年以上に厳しい年になることは予想に難くない。

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