大寒の2月は暖房代も大変!収量も上がらない!原因と対策は…

大寒の2月は暖房代も大変!収量も上がらない!原因と対策は…

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 2月は大寒だった今年は異例の低温だった。暖房費が例年より高くついたと思う。灯油も重油も高い。どうすればいいかと頭を悩ましている事だろう。病気はうどんこ病が広がりを見せ始める。寒いと肥料の効きは悪くなる。低温で分解力が下がるからである。どうしても液肥を濃くしたくなる。

 イチゴやトマト、キュウリ・ナスなどの果菜を作っている方は花芽の数と着果が心配だろう。そして南では早くもスイカなどの育苗が始まり定植が始まる。もちろん施設である。果物も施設で栽培している方は暖房を焚いて春を呼んでいる事だろう。

 3月は病気が出やすく、栽培が難しくなる。暦を逆転させると8月後半になる。病害と暑さで栽培が難しいのと同じことである。
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 3月と8月の後半は共通している事がある。①気温が低く雪も降り、寒くなる日と酷暑になる日②地温が2月は低く8月は高くなる③樹勢が弱くなる④病気が出やすい。この背景にあるものは何だろうか。ズバリ、肥料濃度である。冬は液肥をよく使う。即効性が高いからである。水耕も土耕も同じである。地温は低く水温も冷たい。溶解率も低い。そこで濃度を上げる。それが大問題なのである。肥料濃度を上げると肥料成分は多くなる。当たり前である。肥料成分が多くなれば富栄養化になる。夏であれば「藻」が大量発生する。これは肥料分が多過ぎてバクテリアが異常繁殖するのである。冬は藻が出ない。気温が低いからである。しかし土の中も水も栄養があふれている。悪玉バクテリアは活動しやすくなる。
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 活動すると悪玉のカビが出やすくなる。うどんこ病である。これが地温や水温にも深く関係する。大半はビニールマルチをしていると思う。そのために呼吸が出来ない、代謝が出来なくなる。悪い物が土の中や水の中に繁殖したとしても浄化能力がなくなる。肥料を大量にやって、病害が出て、農薬をまくの悪循環に入っていく。そこで暖房を焚いたら尚更である。こうなると地温や水温はさらに低くなる。酸素欠乏症になっているからである。暖房を焚いても、さほど効果は出ない。もちろん利益が出るなど、ほど遠くなる。人間でも土でも同じだけれども、酸素がなければ死んでしまうのである。死んだ土を暖めることは不可能に近いのである。暖房を焚く意味がどこにあるのかということになる。
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 その原因のすべては肥料のやり過ぎである。「何でそんなこと確信を持って言えるのか…」と思う方もいると思う。それはその後に発生する畑の状態が証明してくれる。2月は寒い、3月・4月になると暖かくなる。2月にトラブルが発生して、3月・4月はどうなるだろうか。さらにひどくなる。これが一般的だと思う。大気温が上昇するにつれて、さらに富栄養により酸素が欠乏してしまうのである。だから地温が低く、暖房代が高い。肥料の効きが悪い、病気が出やすい、と一見して違う状態は原因が一つだったということになる。ここが理解できる生産者がいるとしたら超Aクラスである。そうだとはなかなか思えないと思う。

 ではどう対処すればいいのだろうか。肥料濃度は上げない。液肥をやる回数も量も多くしない。「そんな馬鹿な…」だと思う。

 「そんな事をしたら成長しなくなる…」と思うだろう。それは逆なのである。根を富栄養にしてストレスを与える方が成長しなくなる。根は普通の状態にして、葉面散布で補うことにする。こちらの方の回数を多くする。もちろん玄米アミノ酸の希釈倍率は2000倍から1000倍、さらに500倍ぐらいまで上げる。みどりの放線菌も3回に1回ぐらい併用する。植物は葉から栄養が吸収できる。樹勢も落ちない。花芽の数量も着果も落ちない。

 さらに暖房代でいうと、凍害が出ない程度でよくなる。温度が一番下がる明け方から朝に暖房を焚いて凍害を防ぐことができればいいのである。設定温度がずっと低くできる。暖房代の大幅な節約になる。3月後半から4月にかけて勢いが取り戻せる。
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 根にストレスがないために植物は丈夫になり、免疫力は強くなる。病害にも強くなる。いいことづくめである。スイカなどの育苗も同じである。このようにすることで徒長は大幅に減る。育苗時の風通しをよくしてやればさらに減る。そして施設の果樹も同じ考え方でいい。高級スモモを施設で栽培している方に花が咲くと花びらが開いたり、閉じたりするのはなぜかと聞かれたことがある。その答えは簡単である。土の上からの肥料のやり過ぎである。根は肥料を求めて上に上ってきてしまう。地表の近くに吸収根があれば、寒ければ花は閉じ、暖かければ花は開く。

 根を地表に向けさせていることが、すべての原因である。根を下に向けるには吸収根を根切して、そこに乳酸菌のもみがらぼかしを投入する。これで根は下に向いていく。
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 2月にトラブルが発生して3月に拡大した場合、一つひとつへの対処も大切であるが、共通している原因を探ってみることも重要なのである。一つひとつ対処していると、一つへの対応が終ったら、また別の問題が出てきてしまうことになりかねない。いつまでも大変なままなのである。ここから脱出するには、共通している根本的な原因を探り出し、その一点に対応することで全体的な回復をやる方がコストも低く、時間的にも短くてすむのである。2月は価格も高いので、上手に収穫できれば利益になる。逆にみんなが大量に収穫する4月は値崩れして利益は出ない。どちらがいいのだろうか…?

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