玄米アミノ酸の酵素液とみどりの放線菌だけでアルストロメリアを栽培!
愛知県の田原市でアルストロメリアという花を栽培している原さんという方がいる。田原市は静岡県寄りの渥美半島に位置している。海岸沿いにある土地で、昔から花栽培が盛んである。
原さんは2012年の春ぐらいから玄米アミノ酸農法に取り組みを始めた。翌年の7月ぐらいから、毎日のように電話をくれるようになった。勘の良さと理解力の早さには驚いた。以前から自分のやってきた慣行農法に疑問を感じていたようである。他社の資材も試してはみたけれども思ったような結果が出なかった。ところが玄米アミノ酸の液体を使い始めると短期間ではっきりした結果がでるように感じられた。
そこで、もっと詳しく知りたいと電話をかけてきたのである。どこが問題で何が間違っていたかを丁寧に説明した。すると原さんはすぐに理解をした。「自分のやり方は間違っていた」こんな風にすぐに切り替えができる方は珍しい。若いということもあるけれども、何か違うと感じながらやっていたこともあるのかもしれない。
こんなに熱心な方のほ場はぜひ見てみたいと10月中旬にほ場を視察させてもらった。化学肥料はまったく使用せず、農薬も一回~二回という少なさで収穫できていた。樹姿も花芽も順調だった。玄米アミノ酸の酵素液とみどりの放線菌だけで栽培していたのである。
ほ場に入ると空気がおいしく自然な感じだった。空の肥料袋もない。きれいだった。ただ、少し土が硬かった。乳酸菌のもみがらぼかしを投入した場所と比較すると差は歴然だった。
原さんの努力で夏の冷房代も冬の暖房代も最低限ですんでいるというのである。目標は3月までに生産を終了し、多くの花が出てくる4月~5月は生産をやめる。そして新株の植え替えをしたいということだった。理想的なサイクルで回り始めていると感じた。原さんは以前に比べて仕事が楽しくて仕方がないというのである。それが何より大切なことかもしれない。