補助金をもらって残るのは借金だけの超不思議現象はなぜ起こる!

補助金をもらって残るのは借金だけの超不思議現象はなぜ起こる!

玄米アミノ酸 政権交代をして農業政策も大きく転換しようとしている。目玉政策の農家に対する戸別補償制度に期待をする人はたくさんいるだろうと思う。補助金を得たら仕事は楽しくなるのだろうか、生活は楽になるのだろうか、実は何も変わらない。


「そんな馬鹿なことはない。お金をくれるというのだから生活だけでも楽になるはずだ。いままでにやりたくってもやれなかったことができるはずだ」そう思うのは当然である。そもそも農業という職業自体が補助金漬けのオンパレードだったのである。農家の人の不満は、補助金は出ているけれども、自分達には少しも入ってこないことなのである。

 儲かっているのは農協や農機具業者だけじゃないか。そんなのおかしいというのが言い分だと思う。確かに変だと思う。それじゃ聞くけれど農協や農機具業者が儲かっているだろうか。農協は小規模では成り立たず合併また合併で赤字を少しでも縮少しようとしている。農機具業者だって施設の業者にしても一部に利益を出している業者はいるが全体的には右肩下がりである。どこもヒーヒー言っている。農家がうらやましがるようなことは何もないのである。「でも農協の職員は給料をいっぱいもらっているっぺよ」準公務員の扱いだから、それはそうかもしれない。しかしもう限界である。給料は目に見えて落ちていく。つまり誰も得をしていないのである。しかも日本の食糧自給率はカロリベースで40%を前後している低水準である。

玄米アミノ酸 根本的な所で何かが変なのだ。それは何なのだろうか。一つは補助金の仕組みである。米価はどうやって決っていくと思うか。生産費の積み上げ方式なのだ。これが農水省の大原則である。米価を上げるには生産費を上げなくてはいけない。生産費を上げるには資材や農機具を高く設定しなくてはいけない。肥料も高くしなくてはいけない。これを農機具メーカーに通達する。メーカーはガタガタ、ベラベラの高くて質の悪い農機具を作るように指示される。肥料もできるだけ動きが悪くて質の悪いものを高く売るように指導される。そしてようやく高い米価が作られる。施設栽培の設備もまったく同じ仕組みである。

 驚いたことに自給率や生産性を上げる仕組みには何もなっていないのである。農家は安かろう悪かろうの農機具を押しつけられる。しかも業者まで指定されて、それ以外からは購入できない。そうしないと補助金は出ないのである。

玄米アミノ酸 言葉を変えて言えば補助金なんかもらっても、もらわなくても同じなのである。農協からの融資も同じである。農水省お得意のヒモ付きである。融資と一緒にすべてがセットになっている。金利なんか安くても何の得もない。補助金というのはタダでくれるものではなく、お金を奪い取られる仕組みにハメられるということなのである。残るのは借金だけ。

 もう一度言うけれども補助金は釣り針についているエサである。食いついたら、もうどうにもならない。料理されるだけである。

 ここから抜け出る方法は一つしかないのである。補助金に頼らないで自立することなのである。農業はこの自立ということがもの凄くむずかしい職業なのである。

玄米アミノ酸 なぜむずかしいのだろうか。そこでまた補助金に戻ってくるのである。「え!なんだよ、話が元に戻るのかよ」その通りである。農業の業界全体が補助金のハリボテなのである。補助金の仕組みや業者を知らなければ自立できないのである。農機具であれば指定の業者以外の業者、外国のメーカーまで含めて検討しなくてはいけないのである。

 土木の改良も同じである。これもわざと高くなるようにしてある。良心的な土木業者を探して価格交渉をする必要がある。この時に補助金の金額は目安になる。補助金の50%か40%ぐらいが目標値ということになる。

 流通、加工についても同じことが言える。これも補助金が出る。ところが背景にいるのが役所である。商業も工業も役所がらみなのである。

玄米アミノ酸 登場人物が同じなのである。同じパターンの同じ仕組みにはめられてしまう。最初からうまくいかないのである。みんなが同じマーケットに参入することになる。珍しくもなんともない。生産者は利益が得られるようになっていないのである。まずこの仕組みをよく知る必要がある。それから誰もやっていない流通と加工にチャレンジするのである。農政は補助金が基本になっている。この欠点、問題点をしっかりと研究してから、補助金以外の方法を研究する。これが自立への第一歩と言える。

 自立をするために、もっと必要なのが学習である。農業は成功例が非常に少なく学習する機会に恵まれていない。その一番いい例が大学の農学部・農業高校である。ここを卒業しても農業に就農する人はごくわずかなのである。リーダーが存在しないのである。その中で自分を成長させるのは大変である。独学しかない。特に商品をいかに売るかというマーケティングは勉強が必要である。自立をしていく過程の中で学習したことが身に付いてくる。ここで初めて農業は利益の出る仕事に変化できるのである。

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