今年も異常気象の高温多湿が予想される。病虫害の対策は「笑われるほどの早め!」がおすすめ!

今年も異常気象の高温多湿が予想される。病虫害の対策は「笑われるほどの早め!」がおすすめ!

玄米アミノ酸 そろそろ暖かくなってくる。育苗も始まる。「今年もやるぞー」という気持ちでしょう。その気持ちが折れてしまうことがある。「病気」である。病虫害には頭が痛いことだろうと思う。3月の育苗時期に病虫害の対策を考えても決して早すぎることはない。この時期だからこそ伝えたいことがあるので「病原菌の弱点」というものをテーマにしたのである。

 病原菌に弱点なんてあるの…と思われるでしょう。自然に存在する菌は人間のように頭を使って考えたりはしない。自分の持っている生理的なシステムに従って行動しているだけである。人間の方が植物の病気になる生理システムを知らないだけなのである。その病気になる病原菌の生理システムを知り、しっかりと対策すればいいのである。

玄米アミノ酸 病原菌を広げない方法をお伝えしようというのである。植物の病気はカビ類が80%、バクテリア原因が15%、ウィルス原因が5%、バクテリアとウィルスは害虫によって持ち込まれることが多い。害虫対策をしっかりとやっていれば、ある程度の病気は予防できる。

 カビは害虫を媒介することはないが、排水をしっかりやって通気性をよくしたらカビ病の発生はある程度、防ぐことはできる。これで対策が終わりではない。

玄米アミノ酸 カビもウィルスも、バクテリアも病気が進行していく仕組みは同じである。それを少し学習してみよう。悪いカビはどうやって出てくるのか、最初にカビが出たかどうかは目に見えない。しかし、ある条件が重なると出てきやすくなる。

 それは水分と温度である。雨が3日も降り続いて換気ができなかった。むし暑くて湿気の強い日が3日も続いた。そうするとカビは出やすくなる。家の中でも梅雨の時期をイメージしてもらえばいいと思う。すぐにカビという目に見える形になるわけでない。まずカビ菌が発生して、周囲の栄養分を食べる。菌の仲間を増やす。水分と温度で増殖する。大きな固まりになる。そうすると目に見えるようになる。さらに子孫を増やすために胞子のうという袋状の形をつくる。この中にカビの子孫がいる。ここまできてしまうと手に負えなくなる。

玄米アミノ酸 バクテリアとウィルスも同じである。バクテリアは悪玉菌、ネコブなどはセンチュウの持っている悪玉菌が媒介して植物の根にコブをつくる。

 ウィルスはオオカハマキのように蛾が媒介することが多い。蚊もそうである。こういう害虫は体内に悪玉のウィルスを持っている。植物を食害することでウィルスを移していく。

玄米アミノ酸 バクテリアを媒介するセンチュウにしてもウィルスを媒介する蚊や蛾にしても最初から大きいわけではない。暖かくなるにつれて、活動が活発になってくる。害虫のエサがたくさん出てくるからである。特に腐敗したもの、酸化したものを好む。未熟の動物糞をたくさん入れると害虫は発生しやすくなる。そこに大雨や湿度、高い温度が加わると害虫を飼育しているような状態になる。未熟な堆肥は百害あって一利もないのである。未熟な堆肥を入れるくらいなら化学肥料の方がまだいいかもしれないのである。

 話を元に戻そう。害虫は小さいうちは目に見えない。それが周囲にあるエサを食べて大きくなる。子孫をつくる、さらに大きな集団になっていく。土を掘ったらセンチュウが見えるとか、コナジラミが花粉についているのが見えるとか、ほ場にいく毎に蚊を見かけるようになった時はすでに大集団が結成されてしまっている。ここからでは何を使っても退治はむずかしい。

玄米アミノ酸 カビも害虫も見えない時が勝負なのである。ポイントは水分による湿気と高い温度が続いたら黄色信号なのである。この時に徹底して予防剤を使う。ダコニールでもボルドーでもいい。とにかく目に見えない早い時期に危険を感じたら、すぐにやる。周囲から笑われるぐらいに早くやる。そのタイミングでピッタリなのである。

 もちろん玄米アミノ酸の液体と併用する。ニームも同じである。危険を感じたら害虫がいようといまいとカビが出ようと出まいと早めにすぐにやる。こういうことを習慣的にやっている人の畑は病害になる割合が非常に低い。70%の確率で成功する。

 この逆に病気が目に見えるようになって初めて消毒などやる人はすでに手遅れなのである。病気を広げてしまうのである。湿度が高い、温度が高い日が3日続いたら予防剤である。そこまでやるのと言われるぐらいでいいのである。そうすると売り物にならなかったなどという馬鹿なことはなくなる。被害は最小限になる。さらにこのことを習慣化してしまえば毎年、病虫害は減っていくことになる。

 予防剤の効果を出すには噴霧器と噴口には投資をしてほしい。農薬を大量に使う気になったら、はるかに安いものである。病虫害にやられてしまったら治療剤を使うしかなくなる。抵抗がついて、すぐに効かなくなる。治療剤を使うにしても早めなのである。早々に高価なものでバッと抑えてしまう。ここをケチると結局は薬代がかさみ、さらに生産品の質が下がってダブルで損をしてしまうのである。

 病虫害の対策は笑われるほど早めをおすすめしたいのである。

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