今までの農業は光合成を阻害するものに 大金を投入してきたという驚くべき事実!
農業で利益を出すにはどうすればいいのだろうか。これを栽培技術に限定してみよう。多くの方は収量にだけこだわる。これは市場出荷が前提になっているからである。収量イコール売上げという単純なものだった。それでは利益がでないということが分かってきた。収量を出すには面積が必要で大面積を栽培するには経費が大きくなる。結局、利益が出ないことが分かってきたのである。
そこで品質への転換を考える人が出てきた。これは直売所の影響である。うまければ売れる。そして利益が出るということが分かったのである。どうやってうまくするのか。それはいくつかの方法があるが、まだ明確なものはない。すぐには変化できないのである。
おいしくするポイントは光合成である。ここに集中する。植物の生命活動から言っても、これしかない。光合成を邪魔するものは極力、中止するか、減少させる。そうすれば必ずおいしいものは作れる。
ここからコストを考えてほしいのである。多くの生産者は光合成を邪魔するものに多額のコストをかけてきたのである。嘘と思うかもしれないが事実である。おいしくしないように努力してきたのである。典型的な例が農薬と展着剤である。土壌消毒をする。大量の有機肥料を投入する。化学肥料を大量に入れる。すべて光合成を阻害して、光合成をさせない方法である。ロータリー耕も同じである。光合成をさせないようにしているわけだから、おいしいものが作れるはずがない。これを聞いてポカ~ンだろうと思う。
「私は利益は必要ありません。農薬会社のために、肥料会社のために、どんなに貧乏しても奉仕をします。身も心も捧げます」と言っているようなものなのである。
植物の状態や土の環境によって、光合成する力は天と地ほど違ってくる。この違いを実感できている人はほとんどいない。考えたこともないからである。人間で言えば、バリバリのスポーツ選手と病院で寝ている人の違いくらいである。どれだけエネルギーの差があるだろうか。でも同じ人間に違いはない。植物でもそうなのである。植物にとって光はエネルギーの全てである。CO2と水から炭水化物を作る、と言っても量の問題がある。炭水化物の量が多ければ多いほど、甘くて、うまくて、ジューシーな作物ができる。少なければ少ないほど、まったくおいしくない。
こんな当たり前のことに誰も気がつかない。私が最初に言っていると思う。すべてのコストが大幅に変わってくる。光合成をさせる方に集中すれば低コストですばらしいものが作れるのである。作業量もまったく違う。はるかに楽になる。そのために玄米アミノ酸酵素液の葉面散布をすすめるのである。光合成を活発にできるオンリーワンのものだからである。今までの経験から徹底的に使った方ほど大きな結果を出している。光合成が活発になった証拠である。