チッソ固定菌は「表土」の0.5cmに集中する!春は「表土」が風食、水食されて損失を受ける!

チッソ固定菌は「表土」の0.5cmに集中する!春は「表土」が風食、水食されて損失を受ける!

玄米アミノ酸 春になると土起こしをして定植の準備を始める。自然にある樹木や野草は土起こしをしなくても勝手に芽を吹いて成長する。肥料分はどうなっているのだろうと考えたことはないだろうか。
 「それは秋に落とした葉が腐食して微生物が発生し、栄養を作っているんじゃないの…」でも土の中を起こすわけではない。


ただ表面に葉が落ちるだけである。にもかかわらず春になると必ず元気のいい新芽を吹いて鮮やかな新緑になる。

 実はこの現象は「表土」が大きく関係している。表土というのはまさに0cm〜0.5cmの表面の土のことを言う。この表土に注目している人はほとんどいない。

 でも自然の草木を見ると表土によって生命活動をしているのである。表土にチッソ80%、酸素20%が存在しているのである。大気という観点から見ると一番の底になる。重力に押さえられている一番下の空気層である。ここにチッソ固定菌が一番豊富にいる。根粒菌とかアゾトバクターだけでなく発見されない無数のチッソ固定菌が存在する。それが自然を作り出しているのである。

玄米アミノ酸 では作物を栽培する畑はどうなっているだろうか。春は風が吹く。春一番とも言われる。気圧が変化しやすいために起こる現象だが最近はうず巻き状に風が発生する。竜巻、ハリケーンとも呼ばれる。この風の強さは誰でも予想できる。家や車が吹き飛ばされるほどの威力である。その風が畑に吹いたらどうなると思うか。大切な表土は失われる。

 その量も中途半端ではない。10アール10cmの深さで土は100tもある。1cm10t、0.1cmでも1tである。0.2cmを失ったとしても2tもの土になる。失うのは土だけではない。大切なチッソ固定菌も失うのである。風食と言われている。昔はこれを杉林とか生垣、防風林やわらで囲いを作って防いだ。自然科学的には理解ができなくても直感力で対策を立てていたのである。

玄米アミノ酸 春はさらに表土を失いやすい条件が整っている。三寒四温である。寒くなると霜が降りてきて表土が凍る。暖かくなると凍った表土が溶ける。晴れて風が吹く。表土の土は細かくなっていき風で吹き飛ばされる。これを水食というのである。春は風食と水食で表土を失うということを知ってほしいのである。

 表土を一番失いやすいのは畑、2番目が稲田、3番目が果樹園、4番目が紅葉の自然材である。ここからも自然の凄さを感じることができる。文学的に凄いというのではなく、科学的に理解しないと農業には活かせない。

 表土に多く生息するチッソ固定菌の働きは湿原でもっとも活発になる。その中でも優秀な菌が陸に上がる。そして植物が群生する。それを動物が食べてエネルギーにする。これは古代も現代も何も変わらない。植物の進化の歴史でもあり、動物の進化の歴史でもある。それにもっとも深く関係しているのがチッソ固定菌ということになる。

玄米アミノ酸 このメカニズムはブナ・コナラ・クヌギ・ケヤキなどの広葉樹でも同じである。秋になると紅葉して葉が落ちる。落葉は水分で腐食する。春になると湿度が上昇して微生物が働き出して分解が始まる。そしてチッソ固定菌が誕生するというメカニズムである。

 春になるとチッソ固定菌が活躍する条件が整ってくるのである。特に果樹園などはそうである。そこに肥料をたくさん入れたらどうなるだろうか。これは肥料過多になる。肥料当たりがしやすくなる。春の肥料は控えめという自然科学的な根拠である。

 ところが人間は効率を求めて自然科学を無視する。化学肥料が開発されて以来、この傾向は強くなった。トラブルが発生しやすくなった大きな原因でもある。自然の法則に従った方がトラブルも少なく効率も良いのである。

 表土の大切さは理解できたと思う。「表土の流失とか損失と言っても自然のやることだから、どうしようもないよな…」

玄米アミノ酸 表土は損失を受けやすいほ場と受けにくいほ場にはっきりと分れる。表土が損失しやすい土は乾いていて保湿力がなく軽い土である。化学肥料や薬剤、土壌消毒を使うほどに土は乾いて軽くなる。損失しにくい土は、この逆である。保湿力が高く、しっとりしている。玄米アミノ酸のぼかしや完熟肥料、緑肥などを使った表土は損失を受けにくい。

 これは畑よりも果樹園にはっきりと出てくる。果樹園には下草もある。落葉もある。玄米アミノ酸を使ったほ場は弾力に富んでいる。保湿力も高く、表土の損失を受けにくくなる。その結果、花芽も多くつき、受粉もよく、着果もよくなる。葉の数も多くなる。そして大きくなる。樹冠が実に旺盛に元気がよくなるのである。光合成もよくなる。すべて表土から0.5cmのチッソ固定菌が上手に働いてくれているのである。

玄米アミノ酸 こういう状態になると肥料が少なくでき病害も少なく、品質は秀品、収量は増大する。表土の損失を受けるところに比較すると倍くらいは違うと思う。寒暖の差に強いのも表土の微生物が働き大きな恩恵を受けている。

 水田も水を張るわけだから、一度表土を豊かにして置くことで品質と収量はまったく違ったものになる。目には見えないけれども表土をいかに豊かにするかは農業の基本中の基本である。

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