旧来の農家社会が音を立てて崩れていく!その実態をレポートする!

旧来の農家社会が音を立てて崩れていく!その実態をレポートする!

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 大規模造成団地に異変が起きている。北海道、東北の北部に多く見られる。農水省が国の資金で大面積の畑地を造成する。農水省が造成するわけではなく業者に仕事を出す。土木業者である。もちろん入札である。この業者は農地に関する知識はほとんどない。指示通りに造成するだけである。そこに入植をする。入植をした方は、そのままでは使えない。堆肥を入れたり土壌を作ることをしなければいけないことになる。大面積だから、そんなことをやっている暇はない。そうなるとすぐにお金になる作物となる。そばや飼料トウモロコシはわずかの肥料で育つ。それを繰り返し作付けすることになる。

 繰り返し作付けをすると、もちろん土壌の肥料成分はなくなる。放棄する。また貸し出す。そこで借り手が見つかったとしよう。借り手は前作でどうやったのか何も知らない。ビートやほうれん草、小松菜を播種する。芽が出ない。まったく出ない。出たとしても少し育つと立ち枯れになる。まったく作物が出来ないのである。そんな畑がアッチコッチで見受けられるようになった。何も取れなくても補助金だけは入る。何も取れない原因は肥料不足であることは明らかである。
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 逆もある。肥料過剰。これはスラリー液肥をまく機械がある。これに動物の尿を大量に積んで畑地にまく。尿処理にはお金がもらえる。不法投棄ではない。これもお金になる。種をまいてもバラバラにしか芽が出ない。それでも補助金が手に入る。ダブルでお金が入ってくる。

 肝心の作物はまったく出来ないのである。動物の尿にはカリウムが多い。普通の畑の100倍にもなる。カリウム過剰である。さらに硫酸根といって硫黄分だけが土に残る。これを作物が吸うと濃度障害を引き起こす。こういう農業を繰り返していると利益が出るかというと出ない。本末転倒しているからである。設備楽して儲かる農業みーつけた
の償却が出来なくなる。大規模に手を広げて仕事をする。肝心の作物が出来ない。商品が出来ないのである。常に自転車操業になる。その結果、倒産は珍しくない。倒産をしたら受け手がないものだから、市町村の行政が買い戻す。それを売り出している。10アールで2000円。1町歩で2万円である。10町歩でも20万円である。100町歩でも200万円。なんと価値のないことか。

 多くの生産者は先祖の土地があれば、何とか生きていけると思っている人も多いかもしれない。農地の価値は急落している。大規模造成地を例に取ったが、小規模でも事情は同じである。これから人口は急激に減っていく。2050年には8500万人、2100年には4500万人にまでなる。急激に人口は減る。価値はさらに下がる。先祖伝来の土地神話は崩壊したのである。さらに補助金神話も崩れつつある。補助金さえあればとそこに飛びつく。ところがドッコイ国も賢い。補助楽して儲かる農業みーつけた
金は元々役人を食べさせるためのものである。農家のためのものではない。コロコロと変わる。それは当然である。タレ流しにはできない。TPPはそこが問題なのだ。「減反廃止、補助金はなくす」は表向きである。別の補助金をタンマリ用意している。そこにまた飛びつく。時が経てばそれも廃止される。

 農家の人は言う。「だまされた」何回だまされたらわかるのだろうか。だまされる方が悪いとしか言いようがない。土地にしがみついて農協から借金して、楽して儲かる農業みーつけた
その果てはすべてを失う。補助金にしがみついたら機械の返済が終わる前に終了する。足元を見られているのである。こんなことを何百年繰り返しても豊かさは手に入らない。弱者といって大声でわめきたければわめけばいい。誰も助けない。何が間違っていると思うか。根本的なところを間違っている。

 どんな生産者でも農業はビジネスであり事業なのだ。本来の生産物で収益が出せなければ成り立たない。こんなことは当たり前で言うのも馬鹿馬鹿しいのである。生産者が本来の姿に戻ればすべては解決する。関先生曰く、農家の90%は破綻している。土地さえあれば…。補助金で何とか…。それは本来の姿ではない。

 生産者は農産物を作るのだからまず品質第一である。高く売れる物を作る。評価される物を作る。それを高く売れる所を探して売る。生産コストはできるだけ低く抑える。そして収益を出す。これが基本である。そのために何をするかである。
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 農家の破綻はこれからも急速に増加するだろう。土地はさらに余ってくる。農地をどれだけ持っているかなんて意味がない。いくらでも手に入る。企業の参入も多くなるだろう。そして離農する人が増えれば集落も意味をなさなくなる。周囲と仲良く同じことをやっていても意味がないのである。これは2050年までに完全に崩壊する。

 「日本の農業はダメになる…」そんな心配はまったくいらない。ダメになんかならない。チャンスを待っている人がどれだけいると思うか。

 周囲をよく見てほしい。産業はどれだけ発展しているか。最新機械なんかいくらでもある。そしてグローバルな時代。売り先なんかもいくらでもある。旧来の社会が崩壊するということは新しいスターが生まれるということである。それは旧来の社会からは生まれない。びっくりするような所から生まれてくる。大規模畑地の話はその兆候なのである。頭の切り替えが必要である。それができた方だけが豊かさを手に入れることができる。 

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