世界の農産物市場は20年で倍になる!大きく変化する農産物市場の背景とは…

世界の農産物市場は20年で倍になる!大きく変化する農産物市場の背景とは…

 TPPが決着する年である。日本は大きな選択を迫られることになると思う。すでに方向は見えている。農業の関税は大幅に変わる。これは間違いがない。反面、補助金も大きく増加する。関税では守れないから補助金で守ることになる。補助金というのは弱者にとって良い仕組みである。ショックアブソーバーのように緩衝的に使える。だからTPPよりも補助金には注目なのである。
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 世界の食事情は大きく変化しつつある。TPPと無関係ではない。現在の世界の農産物マーケットは360兆円ぐらいである。それが20年を経ると600兆円を超える。現在の倍近くになる。大きなマーケットに成長していくのである。

 一番大きな原因は所得が増加すること、中間層の増大である。富裕層はそれほど増えないが中間層が爆発的に増加する。おいしいものを食べたいという人が多くなるのである。これは人間の本能だから止めようがない。どの国も輸出に力を入れ始めているのである。

 日本の所得が増大してグルメ志向になったのと同じことが世界で起こる。ところが日本の農業は輸出に関心がない。アメリカ12兆円、フランス6兆円とはるかに多い。日本は300億円規模である。第一に行政の政策問題がある。法律の問題がある。輸出は最初から頭にない。国内市場だけを見てきた。世界のマーケットは刻々と変化している。だからTPPなのである。共通の土俵で勝負しようということになったのである。この流れは止められない。
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 世界の農業はどうなっているかというと、国がブランドを作っている。例えばオーストラリアの「ワギュー」は日本の和牛ではない。英語表記のワギューなのである。これが日本の和牛の半値である。しかも種牛は日本の和牛である。サシも入る。すでに高級肉牛の主流になりつつある。日本は昔のまま、一部の富裕層だけが相手である。

 和食は世界的なブームである。5万店以上ある。わずか数年で2倍になった。しかし日本の農産物の輸出は少しも増えていない。これは何を意味するのか。農業政策の大転換をしなければいけない状況になってきたのである。このままでは日本の農業は高齢化で死ぬのではなく、競争に負けて死んでしまうのである。日本の野菜や果物は旨いといっても、外国はただ黙って見ているだけではない。すぐにマネをして追いつくことになる。

 品質の格差なんてすぐになくなる。その理由は美味しくなければ売れないからである。事情はまったく変わってきたのである。日本の野菜を宅配で日本から取り寄せることができる人も増えている。それなら自国で美味しいものを作ったら、売れるに違いないと考えるのは当然である。何を目標にして農業をしていくのか。この選択が重要な時代になった。言葉を変えれば、今ほど農業に経営感覚が求められている時代はないのである。

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