大規模生産には共通した欠点がある!それも世界共通とはどういうこと…?

大規模生産には共通した欠点がある!それも世界共通とはどういうこと…?

楽して儲かる農業みーつけた
 農業のテーマに大規模化というのがある。大規模にすれば利益は出るという考え方である。世界の農業は産業化のために大規模化の方向にある。その先頭がオランダである。大規模にハウス栽培をしている。一つのハウスがとても大きいのである。6~7ヘクタールもある。投資金額も半端ない。30億円の規模にまでなっている。ほとんどがコンピューターシステムで制御されている。肥料、水、気温、湿度、CO2の量まで管理されている。ハウス内はすべて自動に近い。収穫はレールを敷いてその上に運搬車を乗せ、収穫箱を乗せて効率的に作業をする。
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 しかし欠点がある。それが明確になってきたのである。大規模ハウスを経営している経営者は収穫よりも外国にこのノウハウを売った方がいいと考え始めたのである。その理由が農業に共通している問題である。大量に量産すればするほど価格は下がる。工業製品と違い農産物は市況で決まる。相場なのである。ハウスは外界の影響を受けにくい。安定収量が見込める。生産者にはいいことである。しかしハウスがたくさんあったらどうなるだろうか。相場は下がる。トマト1㎏が6円と低迷してしまった。1円で1000万以上の利益の差が出るというのである。トマトの価格が安ければ投資が回収できないということになる。小規模とは違う。大規模である。損失も大きい。だから栽培ではなく、ノウハウのコンサルタントの方が利益になると考えてしまうのである。

 大規模生産には必ずリスクがつきまうのである。大規模ということは同じものを大量生産することを意味している。差別化はできない。こだわりは作れない。そういう評価になるのである。

 オランダだけではなく、中国も韓国も日本も大規模化に走っている。大規模化のリスクは相場の下落、投資の回収、そして画一的な商品にある。この問題が解決されない限り、大規模化で利益を得ることは難しいのである。北海道の露地の大規模化でも同じ問題に突き当たっている。土壌の病害化があるだけにさらに厳しいのである。
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 農業で利益を出すのには小規模でこだわりの品質にするしかないのである。お客様の要望に沿った物を要望するだけの量を作る。そうすれば利益は確実に取れる。少量、多品種生産である。

 小規模は投資も少なく、リスクも少ない。利益も少ないかというとそうではない。付加価値をどうつけるかである。そういう販売方法を考えて、販売先を発掘するのである。量を販売するとなると、そんなことにかまっていられなくなる。農業に関してだけ言えば、大規模の大手農家は少しも恐くない。競争相手ではないのである。最初からマーケットが違う。小規模にやって、大規模のような販売をしたら、これが一番利益が出ない方法ということになる。相手の欠点を見抜くことはもの凄く大切である。

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